雨、雨、雨は静かにイツマデモッズット降り続ける。紫陽花、かたつむり、紫陽花の花に負けないくらいの綺麗で背の低い沢山の雨傘。
どれもこれも輝いていて、雨水の光の屈折かな、と思ったけど、それは全部感性か ....
黒焦げになってしまいそうになるほどに刺してくる太陽からの熱は段々と弱まって、差してくる光こそチクチク強いものの、半袖シャツが寒く感じてきた頃合いのお話。
その日はそれでも陰のシルエットが強めな日 ....
雪が降ってきた、白い雪はどれも同じスピードで落ちてくる
その雪をゆらす風は無い
そんな中、電車を待つ一人の女性の髪に、雪が振り落ちていくのが見えていた。
ホームの白線の内側の黄色いタイル ....
そらに浮かぶ、あの日の星は遠く。
遠く銀河系の隅っこの方まで離れてしまって。
もう帰って来れないけど。
放課後、昇降口で…
「ねぇねぇ」
君の声が聞こえてくる。
僕も挨拶に返事 ....
「もう秋だな」
「ううんそうじゃなくて、まだ秋だよ」
「秋ってさ、どうして秋なんだろうな」
「そんなロミオとジュリエットみたいなこと言わないでよ おかしいなぁ」
と女の子はそう言って乾 ....
希望のなみだ…
枯れたしまった
もう泣き疲れて枯れたココロ
絞りきった涙は何処にも湧き出る場所もなく
こころは枯れていく
幾年もたって
もう一回りまわって
よ ....
空を見た時旅をしたいと思った。それは空の、もっと先の見えない果てしない旅。そして、そこまで行くハシゴはなくて、きっと翼を広げて大きく羽ばたかないといけない。
でもぼくにもう翼はない、いつの日かど ....
心はそのままに
感じる心はそのままに
どんなに痛くてもそれでも鈍感にならずに
おとなになった自分はどこにいますか
探してください
私を見つけてください
あなたが死ぬまで私はまっています
....
レインボーレイン
子供の頃の話
雨が降っていました、ジョーロから出た小さなアーチを描いた雨。
空は晴天で少し暑いくらい。僕は半袖でその小さな雫の中に、虹がかかっているのに、気がついて ....
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