暗闇の中、老人たちは進んでいく。
右手に白杖と、左手にステンドグラスのランタンを持ちながら列をつくっていた。
夜光虫を引き連れて歩いているような、美しい列の先は遥か彼方だ。
美しさに目がくらんで ....
苦いものは苦手だ。
子供の頃から苦いものを避けてきた。
だから、いつも甘い毒を口いっぱいに頬張って生きてきた。
頬張れば見栄えが良くなると信じていた。
遅延性の劇薬と知らずに致死量を超えていた ....
冬になると私の全てが痛む。
銀杏の葉が落ちゆく時期から、曲がった末端を責め立てる。
暖房で窓は曇り、外は遠慮のない風が吹く。
家の中にいても、親の冷たい視線と言葉が突き刺さる。
もがき苦しんで ....
与えられた役割が重厚な鎧に見えてしまう。
それが羨ましいといつから思っただろうか。
先に進むに連れて、薄氷は深淵の暗さを際立たせてくる。
近くを見れば、多くのまやかしの灯台が暖かみを帯びて誘惑す ....
海鷹四季道(4)
タイトル カテゴリ Point 日付
七色硝子の国自由詩314/1/13 1:48
甘き毒を口に自由詩314/1/11 1:52
あとは自由が無いと言うだけ自由詩214/1/3 16:08
海の薄氷自由詩313/12/31 8:57

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