オレンジの通勤快速 行き先は東京発の戦場行き

この街の人ごみ上手に歩きたきゃ冷酷非道な独裁者となれ

JKのスカートの裾めくれればザクロのごとき血脈ありて

マグリットあなたもいつか見た ....
落ち葉焚き 火をつけ眺む ジェノサイド

初時雨 いろなくしゆく 憂いの国

降誕祭 余すゆびさき 七度五分
ふれている
くびが あたたかくたって
これが本当か わからないし
おもいださない
おもいだせない
とめどなく放り出される
あいうえお
ぼくにはなんだか呪文にきこえて
きみの渇いた したくちびるが
ひびわれるのを期待している
こぼれだした黒が
赤いスカーフに滲んで
みずたまりをつくれば
まちは夜更け

くりかえされる嘔吐により
流出したヒトたちは
仮面のような白いかおをぶらさげて

あたまのかたすみにある ....
せかいは思っていたよりせまく
水中は人肌のあたたかさをたたえる

くちをひらけばアルトの悲鳴と二酸化炭素がもれて
よじれていく
それは意識なのか 上っ面の社会性なのか

・・・どうでもい ....
三月の空が
そっと目をふせて
桜前線をいたずらにもてあそぶ
うすむらさきの頃

散り散りになっていく ふたりの残像と
つみかさなった青いことばの回想録は
南風に ふうわり、とすくわれて
 ....
彼は、ふれる 十五才のけだるい衝動にまかせて
うるんだ灰色の天体から さかさにみている
やわらかい五線譜が 痙攣する舌先でおどるのを

彼は、ひらく しろいスカートのような天蓋のもと
ひんや ....
みつめ(8)
タイトル カテゴリ Point 日付
流動的車窓ワイプ短歌210/6/24 2:42
暮れの鬱屈俳句010/6/24 2:25
ロンブローゾ自由詩109/11/1 0:43
下心自由詩309/11/1 0:18
デッド・スタート自由詩1*09/10/20 15:11
蘭鋳自由詩4*09/10/18 21:32
白昼夢自由詩2*09/10/18 21:24
ニゲラ自由詩0*09/10/18 21:18

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