無視される自由詩やめて短歌かな



だらだらと安心できる短歌かな



右目みて左目を見ず短歌かな



長すぎてどこが「短」だか短歌かな



 ....
     人間は
       金ではないよ
          心だよ


    {引用=もちろん地位や名誉、容姿、能力、学力、
         健康、体力でも無い。}
月光透す蝶のステンドグラス


夜の粒子は星明かりに熟する


生家に邂逅し得ぬ四十色の石


街上一日についての数式


どこか素敵な場所へ赤いスイートピー


親虎の ....
いく前に 引かないで 来て いかないで

「本当?」「嘘」「嘘?」「本当は」「嘘でしょう?」

これなあに あか、青、黄色 、 肌に咲く

「みないでね」「みせて」「みて」「だめ」「見 ....
モトカノと
せっくすしたい
そんな夜


モトカノの
すがたおもひて
あそこをしごく
くされ縁
「好き」も「嫌い」も
紙一重


離れても
磁力みたいね
くっつく{ルビ様=さま}


ライバルか
 敵か味方か
切れぬ糸
ゴジラかよ今後はご飯が放射能


映画みたいといって浴びる放射能


放射能ガンで死んじゃう放射能


原発は嫌いだけど電気は好き


テレビと電気に飼われ泣いたりしてる

 ....
昏さから水に伝わる震えかな



知らぬまま川に柳に死ぬがいい



折れぬもの折れたときにみな越えるもの



笑うたび普通の暴力燃えさかる



 ....
愚コッケイ何が不足の都民かな
履き違う「お互い様」を昨今は
便所神なけりゃ新聞志でも揉め
当事者は自己憐憫のヒマもなし
オバサンは視野狭窄の装甲者
爆と発 意味も仕組みも違うのよん

こ ....
大好きな
あのひと
私をキライかも


想っても
一方通行
意味あるの


まぼろしの
ひとから返事
あるわけ無く



地震の日
届きましたか
てがきのふみ

 ....
天の声 自分と人に
  身の程で
地震のみ
  外の梅には
     メジロ来る
いとしさの痛みあつめて穴を掘る

はれわたる白い世界と細い背と

うしろ手の情と熱とを持て余し
軸線が軸を捨てても軸は降る



生きたいか冬に嘘をつき生きたいか



在らざるを蒔いて咲かすは己れかや



ふらふらと夜に午後の血もりつける



 ....
サクサクに ふんわりかけて うむ パクり 憧れと
憶えているは
ちと似てる


幻の
ひとに恋する
病です



夢のなか
ワザと目立った
サイン出す



夢で逢う
あのひと
ちっとも優しくない

 ....
家族写真骨の髄だけ冷えている

黒白衣在在所所のひとごろし

赤札が死に筋を売る唐人街

髪結いの指の股が梳く指の股

せせらぎに溶けてなくなる黒い髪

三叉路と三のつく日の遠回り ....
同じ根で咲けば同じ朝に腐る

昼は壁の女夜は窓の女

自ずから喚んだものにこそ招ばれる

巷間を低く流れる旧い唄

油絵に塗り込めた壁を塗り込める

金魚鉢の中で猫は水になる
 ....
仕出し屋の裏でぎやんぎやんと何が啼く

夕暮れをぬるりと翳す魚影かな

野良犬と飼い犬と死んだ犬とあの犬

白百合を手折る手つきに憧れる

人形に宿れば鬼も可愛かろ

春が来れば私 ....
波と墓どちらも頬に甘い冬



ロールには鮫のまばたき砕く笑み



羽の蓋まわる目の蜜くちづける



冬空を映す舌さき飴ひとつ



粉まぶし見 ....
私だけ黒く塗り潰されている

一年に一度必ず首を吊る

残された片靴を取りに夏が来る

ただいまと片靴だけが帰りけり

敗残兵傷痍軍人蔵の中

夜中だけ奥の座敷は差し上げる

 ....
尻尾上げいつき丸出すヒト科がか?
牙も無くヨダレ口臭ズリと糞
散歩だと 四足に失礼 蛇蝎だろ
円周をぐるぐるぐると何処へ行く
歩けども万年床の面積か
指五本 十年一日数え唄
吉本に小泉イツ ....
少女の瞳輝かずただ光るのみ

さかしまを覚えし稚児の祝詞かな

箱入りの折り目正しく折れ曲がる

浜のすな浜にあらずと身投げせり

水中火ありとあらゆるものを見よ

墓碑銘は裏返る ....
夢でみた女を殺す夢をみる

如何しても女が写るレントゲン

冷蔵庫おんなをふたり呑んでいる

咳をする児の背を撫でる薄い影

黒煙と白煙ときみ鯨幕

親心優しく結わう鬼の面

 ....
やわらかい足音と聴く春の海


春の海ねことバンビの二重奏


波間から星は見えるかアカヒトデ


アカヒトデ浜で乾いて仰ぐ星


解答が分からず描いたスナフキン


ス ....
 駘蕩暮色

百年が行き交うカーブ清水坂
対岸に獅子の吼声鷗外荘
少壮の{ルビ精鋭=エリート}双眸ナカータ似
嫡子あげ「不器量」{ルビ御姫=おひい}返納す

くちなしの哀れ ....
瞼色
透ける赤色
朝の色

焦らす息
滲む汗さえ
触れる肌

行く背中
夕さりつ方
僕は見る

凍みる指
白く吐き出す
咳と静けさ

さらさらと
時雨る小夜から
 ....
東京はいつまで京で居るのやら



半分に切ったら神が増えていた



朝知らぬ脳が尻尾を撫でている



叫ぶとき叫びの肉芯こすりゆく



 ....
・2010-06-21

西はもう狼走れ西はもう

火縄銃伝えし者は何処で死に

手も羽根も望みて絶えた鳥ありや

肛門のように無口な奴である

悪人を捕らえる奴等さぞ悪し

 ....
・2007-12-14

西口のトマソン前で待ってます

妹が重いりんごを食べている

胡蝶骨はばたき呼べよテンペスト

自分より小さいものとやり合うな

石はまだ鮎を守っているか ....
川柳
タイトル 投稿者 Point 日付
たんたん木立 悟211/6/10 19:51
心だよペポパンプ3*11/5/18 1:56
蝶とスイートピーkawa011/4/30 17:51
シーツはるな011/4/20 19:00
モトカノ仁村仁亮211/4/2 12:36
NS極のように結川菜青311/3/30 17:58
放射能kawa411/3/29 3:10
ノート(異光)[group]木立 悟111/3/26 22:31
次はお水でパニクるか?salco1*11/3/24 0:05
憧れと現実結川菜青111/3/20 19:42
身のふりはペポパンプ2*11/3/17 22:03
庭木を見れば4*11/3/15 20:46
穴を掘るはるな311/2/24 7:41
道なぞる道(笛)木立 悟211/2/19 3:16
あまあい一酸化炭素011/2/15 21:40
幻とゆめ結川菜青511/2/10 3:42
家族写真(習作十句)古月1*11/2/8 18:09
野晒し(習作十句)0*11/2/8 18:09
あの犬(習作十句)1*11/2/8 18:09
菓子喰らう菓子(魔女)木立 悟111/2/7 21:05
蟻塚(習作十句)古月0*11/2/7 17:22
[zi:] (ズィー)salco1*11/2/6 20:05
箱入り(習作十句)古月0*11/2/6 19:08
憑きもの(習作十句)0*11/2/6 19:06
echoeskawa111/2/6 0:46
暮色界隈salco4*11/2/2 22:57
感傷と欲望青井とり211/1/31 21:31
ノート(雑冬)[group]木立 悟311/1/23 21:38
雑句(2010-06-21〜2011-01-04)若原光彦111/1/5 19:52
雑句(2007-12-14〜2010-01-26)011/1/5 19:47

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【川柳】17音律「5.7.5」を基本とした川柳作品のみ受け付けます。川柳批評は散文のカテゴリへ。
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