盲目の空が割れ裂け
入って来い入って来い!
叫ぶ、叫んでいる
あぁ かなしゅん
痛 ....
道路に落ちて
雨に濡れた紙飛行機は
どうしようもなくみっともなくて
翼に乗せていたはずの夢は
....
流れ星をみている
星空
寒いほど綺麗で
(指で測れる何万光年)
....
月へ向かって翔ぶ蝶は
森がしぃんと静まった
眠たい夜にりんぷんを
音なくば ....
一本の荒れた道を科学者が歩いている
意識があるうちに離れないように、
その少し後ろを歩いて ....
ネットカジノで六億円損した友達に
今回だけだよと言って
借金の肩代わりをしました
だって資産一 ....
降りかかる真紅の花群れ
大輪の魂、大股で闊歩し
道ゆく人々を過ぎ越す
朝早き時の裂開し ....
数日来 ガアッ! ガアッ!
と、鴨が静寂を引き裂いている
街灯の他に窓も見えない深更
珍しいこ ....
あなたが手紙をくれたから
日々が春へと向かっていることに
気がつきました
いつの間にか
....
みんなが
助けてくれている
私を
大事にしなければ
バチが当たるね
・
朝の
....
魂という命は
原初から欠けているから
何かを求めて
さびしさを繰り返す
永遠の不思議にほほ笑 ....
うらうらと 霞む里和に 薄墨の 花にまつわる 鳥のさえずり
うららかに 山は霞みて 山桜 ....
ある日 机の上にぽつんと
見上げる空に 小さくぽつんと
夕食のときに突然、妻がぽつんと
....
看板は全て黄色でうれしいよ
かぎ編みの嫉妬はしばし愛しくて
お出口はままどおるがわになり ....
葬儀社と契約を交わす
男は自分で決めたいタイプ
男は担当者に小さな包みを渡す
これは俺の葬儀で ....
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