木
を
讃
え
ク
リ
ス
マ
ス
イ
ブ
仕
....
朝ぼらけかすみし山の冬木立
鼓膜に残る響き息の跡
ときはかねときあかねさす井戸端の
夕餉 ....
青い空
西から東
雲がゆく
干し柿の
甘きとろみに
母想う
眠れない
夜の薬は ....
子音と母音の
造形と響きに
宿る神々、
意味は未だ無い
ただ聴き入るのみ
「初めに ....
ゆうべはよく眠れたかい
寝付きは良かったかい
今日のデートのことが
いつまでも頭にあって
....
週末の京都駅
待ち合わせたプラットフォーム
喧騒の波間みつけた
あなた
月 ....
リルケの秋を読んで
これ以上はないと
感銘を覚えた
ここか ....
花形新次とは何者か
それを最後の問い掛けとして
此処に一輪の青い薔薇とともに
置いて行きます
....
そこは遠い世界なのかい
と問いかけると再び歩き出し
どこを振り返ることも無かった
....
夢の底たゆたい
揺蕩いに目醒め
流れ来る寄せ来る
キオクの予感に
ふるふる震え
夢の向こう ....
ちいかわになりたい
って口走るくらいには
疲れてる
労働したり ....
○「命」
酒を絶つぐらいなら
死んだほうがいい
タバコをやめるぐらいなら
死んだほうがいい
....
心音は
地球で鳴っている
宇宙人には知られず
とくんとくんと
リズム良く
寄せ集めの豊穣を辞退する
予定時刻/予後不良だ
(ことだけではないと)
....
椅子の気配
水路の抜け殻は
朝屑になる
地図だけの
詰将棋を終えて
歩道の色に
....
酔い酔いて
ひとり旅ゆく
枯れた道
天竺の行者は言った
無量大数よりも大きな数字を
ガンジスの砂を感じながら
無数を解いた
....
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