袖が長すぎる舞台では
髪の毛と 細かな塵と
忘れかけた 過去ばかりを
引き摺って しま ....
{ルビ破瓜=はか}(は)
蒼い、瓦礫のような
いわし雲の瞳の(おんな、)渇き ....
みんながやっている事
僕には出来ない
何故簡単な事が出来ないのかと言われた
これは病気なんだと ....
間違ってる気がして
投げ捨てた言葉
違うね
あの時の僕は
僕を守る為に
あなたを傷 ....
糖尿、高血圧、高脂血症
痛風、高コレステロール
不整脈、ヘビースモーカー
それにメンタル?
....
160314
荒れるのはなぜかというと
地方巡業しないから(お ....
花盛りもう一時間歩こうか
報道の自由ない国花の陰
犬連れた人立ち止まる初桜
王将を守れる駒に憧れるまずは歩兵を目指しリハビリ
私たちは
泣くことができないという理由で笑うことができる
図書館の本はすべて貸し出され
司書は ....
福木
年を経ぬ福木によりて灰色の
記憶をたどる心さびしも
ふるさとの桜をおもう遠くから
新しい頬紅を買うさくら色
花に似た花かまきりの花くらべ
....
夢、夜がみせる方の夢と、現実
はとてもよく似ているから、ど
うにかしてそのちがいを暴こう
....
なにもかも捨てておしまいなさいと
無闇に心臓に くりかえしていた
いたいのいたいのとんでけとん ....
*
「虚写ノ残像」
乾いた砂に二つの異なる影
少しずつ洗われた息使いを覗き ....
どこからでもいい帰ってきて
約束の青い灯りがそろそろの頃
どこからでもいい帰ってきて
山が消え ....
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