十二月はもういらない
この部屋にはいらないから
そのようにあきらめていただく
権利はこれから定 ....
車窓から
そそり立つ鉄塔
眺めみる
どこへゆくのか
何万ボルト
朝の街
今は懐かし
....
シルヴィーがよみがえる
花々が一斉に掻き毟られる
足ひとつの孤島が 点々と
シルヴィーが落 ....
あの もり蕎麦を食べてごらん
きっと君は静かになれるから
あの たぬきうどんを食べてごらん
....
あたしが思っているものと
きみが思っているものが
違っていた すれちがい
埋められない 深 ....
クリスマス幻滅幻滅幻滅
眼球を舐め合う聖夜薄荷飴
昨日から喪服きたままクリスマス
────大事なことなので5回言います
だから より
だけど に賭けてみる
だから ....
私の耳は雑踏を歩く。
歩きながら無数の罵倒を食べている。
ある声は街中でぶつかりあった肩に
舌 ....
39歳になったら、シリアスな詩人になっていると決めていた。
シリアスの意味をはっきりしらな ....
瓶を持っている
普段は隠しているけれど
常に持ち歩いている
中には液体が入っている
....
ゴマ油
唐辛子投げ
花山椒
今夜のメニュウは
餃子かな
わが妻は
四川の市場に
客 ....
モノクロの
写真に閉じ込む
ものがたり
セピアが滲む
四角のなかに
ダンボール
開い ....
インターネットでいつか見た
欲しかったプラモデルを
わざわざ電気屋に買いに行く
休みなのに ....
焼肉定食と生姜焼き定食
どちらにしようか…
どちらもレタスとトマト ポテトサラダが添えられている ....
あの日
パステルで描いた街は何も変わらないでいた
終着駅を降り
血の止まらない人差し指を包帯で ....
とても会いたい!
言葉に
言葉を重ねて
返すさざ波は思いを積んで
言葉は受け止められて
また言葉に変化した
....
MAC版の電子書籍作成のアプリ紹介です。
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アヴォサに手渡す詩
アヴォサホッスギャスズ
鉛色の仔牛がコンクリート道路の上を
さまよって ....
その日は朝からおおゆきでした
それがクリスマスらしくもあり
吹雪の空を飛んでくるサンタは
大変 ....
妹があした死んだ
もうもどらないあした死んだ
きょうは回向院で眠っている妹は
もうもどらないあ ....
1
若い電流のようなあなたに、私は余りあるだけの電子を分け与えることができただろうか。 ....
色とりどりの花々
見渡せば花畑しかない
都会から暫し離れて
何の邪魔もない澄み切った青空
....
私はことばを貪りながら
あなたをワルモノにかえる。
ワルモノ、わるもの、悪いもの、
割れるもの ....
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