橋の途中で車を停めて
降りてみたのは
海風のなか
半袖のシャツを抜ける海風は
き ....
男ばかりが
かゆいわけではない
それを
フェミニーナ軟膏の
存在で知った
19歳の夏
....
少女の頬に
ほんの少しの血が
乾いて お祭りの
化粧のようで
当たり前のように
....
「 」は暗い
ただ暗い場所
一歩進む毎に
自分が壊れる音 ....
きみの言葉を教えて
ぼくの言葉も教えるよ
きみの暮らしを教えて
ぼくの暮らしも教え ....
出る杭は打たれる
っていうじゃない
あれって
打たれちゃうから
出ちゃダメよって
ことじゃ ....
軽い重さを背負いながら 独りで坂を上る
軽さは風のように 重さは物語のように
行方は光と闇に分か ....
待合室には薄暗い死角があり
その奥から話し声が聞こえてきた
飲酒だとか喫煙だとかで
入院中に規 ....
窓から通りに停めているトラックの荷台に
トマトを投げる
ここらは駐車停止なんだ
このように常に ....
オナニーをしても
すっきりせずもやもや気分続行で報われないのは
本当は
たった一人の人を探して ....
風が風で
風のままに風で
風以外のものすべてを
風に透している
....
縦の渦の目
夜の窓をすぎる
虫の声の羽
笑む火の口もと
縦の渦の目
縦の渦 ....
人々は人生という「道」を
何かを手に入れるための
「通路」としてしか見ていない
人 ....
あなたは美しい響きで
さよならと言いました
もう会えないかもしれない
と
思った ....
海外の旅行先から来る手紙その国示す情報いっぱい
真っ白な雪の世界が広がって桜のピンク早く見たく ....
妹が ....
思ったよりミンミンゼ ....
たのしいことした
悲しいことばっか
面白いこと探した
カネのことばっか
二日酔い
....
窓を這う
ゴーヤの日除けに
蝉の声
首に巻いたタオルで
額 ....
籐椅子に風を殺して組んだ脚
シリコンを入れたる胸や守宮の眼
神棚の裏に右手のない守宮
マシな言い訳が耳を掴む
さえない日々の影にかたちがない
都合よく堕ちるサヨナラの螺旋
検診前なので、節制中
恋愛前なので、節制中
節制クラブ、部員募集中
....
糸色 意図的 色々と
軽く 韻を踏んだつもりに なりながらも
ミシンは 踏めぬから
人には ....
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