はるか
昔を向いているひとの
すべてが灯りと
なりますよう、
祈るわたしは
濁れる ....
君さえいれば何もいらない
そんな風にはきっと思わない
君がいたってお腹は空くし
もっともっと君 ....
花火のおとだけ聞いている
火災ビルからひとが落ちてくるような
ドスンとも
ガタンと ....
一瞬、黒を染める閃光
一瞬で死んでしまう火薬たち
目を離すものか
瞬きなんてするものか
....
今日会ったあなた
明日出会うきみ
杉並木に
摩天楼
打ち出でた声
土産物のこづち
....
今子供つくろう今つくろうもう何もきにしない
並んで歩きながら口ずさむ
つくつく
空
鳥
....
10473926ビケイムアメモリアルアカウント
揺れる砂時計
撓む視界
乱れ途切れる脈拍 ....
真実は現実の中である必要がある訳ではない
なんで燃えているのかわからないでいる太陽の孤独
女性モ ....
工場の裏に生えた草を抜いていて思った
この国は何て豊かな国なのかと
何もしなくてもこんなに沢 ....
ウチの母さんの口癖は
「ヒトに嗤われる!」で
死んだ父さんの口癖は
「馬鹿にするな!」だった
....
パセリってなんであんなに残すひとが
多いんでっしゃろな
れっきとした野菜でっし栄養だって
野菜 ....
葡萄色のゼリーのような海と空は
きっと絵のように美しい
いいえ きっと海の ほんとうは ....
悲しまないか
青いマントにくるまって
月明かりを頼りに
この世から逸れていかないか
喜びなん ....
その男は疲れ顔
しがない普通のサラリーマン
満員電車に揺られて帰る
....
梅雨の時期は紫陽花に逢える
派手ではない柔らかな微笑み
たくさん種類があり
見る人を楽しま ....
虚空に延びる重機の
股間が避けて
爪が大地をかきむしり
破壊された生きものたちの
未来
....
「yes」
○解説
・やや倍率の高い虫眼鏡を用いてみればよいかと思いま ....
.
もう帰って来なさいよ、と浪は騒ぐ‥
いや、もうすこし居させてくれ、と私は呟く‥
. ....
July
からからと音を立てた 冷えたグラスから
水滴が滴って テーブルに水溜まりを作ってる ....
叙情詩を書くのが趣味と面接で言わないように釘を刺される
エリオット暗唱してる背後からビス足りね ....
メモリーされる日々が
次から 次へと 上書きされていく
今日という日が
別名保存さ ....
小さな青い駅で
列車を待っていた
朝の図書館に出かけて
行き先を調べてきたのに
....
自分の汗の臭いに
興奮するのは変態か
昔、小柳ルミ子が
映画でそんなシーンを
演じてたな ....
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