あなたに何て言おうか
ずっと考えてた
あなたを愛してはいない
みていちょうが
こぼれるよ ....
パリにたどり着くと僕は
ドミトリーにたどり着いた
不思議な男のウインク
素っ気ない学生の案 ....
小学生が輪になって栗拾いをしている
裸になった枯れ木の足もとに 赤と黒のランドセル ....
その日、
ギターの弦が切れる音がした
薄暗く窓のない部屋で
大爆発と同時に
詩人は確かにその ....
器から水がこぼれてしまった時に
こぼれて広がった海を生きん。
そもそもふたの無い器である。
境 ....
生かさず殺さず帝国がやってきた〜
見猿聞か猿言わ猿共和国とも名づけよう
戦うにはパンがいる
腹 ....
その鐘だけは
私に鳴らせてほしいと
跪いて
乞う
美雪の埋没した雪原の手書きの地図 お知らせの電子音が飢餓の昼に降下していく 「言
語や記号 ....
愛は気が遠くなるほど愛おしくて
いつもの苛立ちは遠く空の向こうへ
移り気な天気も何のその ....
ポコチンが人並みであるかどうかを
証明するためには
他の人のポコチンを見なければならないが
そ ....
どうして
どうして
なんでなんで
だって
風になぶられ候
なんでなんで
どうしたって ....
冬の園悪法作り無くす支持
冬の園注射の跡がありました
冬の園日付入れない領収書
猫耳つけて豚にしか見えない
昔の君に恋をしている
オシャレな店から落武者が出てきた
駅の向こう側
握り拳のような眼球
脚が六本になって
蟹のような歩き方になってた
影が動く ....
硝子の割れる音がした
誰かのこころまで押し入りそうな路線図を
複雑な顔をして見ている
....
朝夕の 空気と共に
空が 秋を 告げているのか
「空き」空に
秋の気配が 漂って いるの ....
深い眠りから眼を覚まし
目覚めるまでのひと時迄
混沌とした靄の中にいる
身体は動いているけ ....
まず
人が天使に見えるのか
そんなに愛しいか
そんなの本当か
人が悪鬼に見え ....
生きていても
老いても
病になろうとも
死にいたろうとも
神が自然を造る時のように
詩人は芸術作品を造るべきである
彼の目にはもはや覆 ....
疾走しながら 失踪した
あいつの行方など
知ったことじゃない
ひそひそ話をして 潜んでいる ....
命など
ポロリと
落っこちるもの
道など
プツリと
ちょん切られるもの
....
幽体の交差が織りなす夜空かな
昨年末開業いたしました「雀のお宿」 過日、一組のお客様が賑々しくご出
立されて以来、お声を掛 ....
粒立ちのしない肉のゆらぎをしがんで
ぼくたちはそっと三角に座る
あるいは車座、巨大な塔を見る ....
夜は誰もいない
言葉は誰もいない幻
そして走り出す
道を探す
見えない夜の中
僕はどこにい ....
ビクトル君は考えています。
もっと早く告白していれば
アレクシアは悩むことなく
自分とつき合っ ....
白鳥はうつくしい
あなたの細い両の腕は、きょうも
わたしの首をきりきりと締め ....
32rows, 1.02sec.