老人は、もはや泣くこともなく
日がな寺の石段に腰かけ、笑うこともなく
そうして人は
....
愛していないと言われたら
喜ばなければならないよ
愛されていた
短くても
そんな時間 ....
せかいはゆったりしている
小径にすぅと鬼やんまがきえるときも
ほの暗いひ ....
生きるのを思い詰めたら
あの角を曲がろう
そしてダウン・タウンに紛れ込むんだ
一文無しの
あ ....
狂っている時に書けた詩が、書けなくなってきてしまった。
私はそれを、本当はものすごく、惜しんでいる ....
パンティを一枚盗む度に
500万円を徴収するという
パンティ泥棒税法案が
国会を通過する見通し ....
まだ心拍を確認できていないから
小さな豆粒
あと10日後に確認しにいくね
小さな豆 ....
口角からはみ出た口紅を
小指の先でそっと拭う
赤い口紅は
いつも私を強気な女に変える
呪文の ....
{引用=
「 そんな 時代でした
また この月をむかえるのですね
* ....
しびれるくらいの夕立を浴びせられながら、緑のカラコンを落としたと言ってうずくまる彼女のふくら ....
澄みきった空
心は軽くトランポリン
つま先に少し力を入れさえすれば
宙に舞う舞うト ....
■■■
■■■ 電車の連結部で
■ ■ シュノーケルの音
■ ■ 渚が車窓から消え
....
131015
弾み車の振動を枕に
愉快な楽団員は ....
暗がりを廻すまばたきについて
本をひらけば忘れてしまう
脆くまばゆい粉について
う ....
十月
くもり空台風近づく坂本の今朝のしじまの一切合財
拭き掃除いちおう終わりあとはなく ....
楠
■くすのき
■■くすだま
■■■くすりのたま
■樟■かわかして箪笥へ
■脳■箪笥からお ....
色紙を折って
六角形の船をつくる
水が入らないように
縁を高く折る
かわいいお雛様を折るとき ....
ついこの前
サロンで御一緒したのに
無表情で「こんにちは」をした
人見知りのあ ....
分析された青空に立つ波としての分割された雲の層
植物たちのひしめき合いから放たれてくる芳醇 ....
呼び声が音階になって
夜を揺らすから
ガソリンの切れた車も
走り出せるんだろう
....
ミルキーウェイに雨が降る
引き裂かれた星たちが
呼び合っているからさ
....
よこみちにそれようと
おもえばかんたんな
この夏
あなたがもし私より先に
深い深い眠りについちゃったとして
もうずっとさめない眠りについちゃったと ....
都都逸の形式ではありません。作者は形式を確認してください。
都都逸の形式ではありません。作者は形式を確認してください。
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仕事より大変なのは
男と女の関係です。
男と女の関係より大変なのは
友達と呼ぶ人々 ....
失うものの重みに、泣き崩れる。
見なかったものが、見えるとき
恐怖が沸き上がるのか?
....
ドラえもんが、のび太を叱っている…。
「のび太くん!宿題は終わったのか?」
声を変え ....
公園の中
友達の数はいつも少ない
一人でボールを蹴っていた
一体なぜだろう
秋だ ....
タンスの中を整理して
要らない服を捨てるように
増えてしまった思い出だけ
....
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