{引用=ああ……
くれないの窓辺に
映り込んだバター・クレセント
ひとしずくの欠けたなみだ
....
この体というものは
六十兆個の細胞がうようよと
今も無数に分裂しているという
私とい ....
神などいない
人間がそれを必要とする以上
絶滅しないだけのこと
世界がいくら愚かしく回っていよ ....
ジャムらせろ
ジャムる ....
....
風はありませんが
光が見えます
この窓を
開けることができたなら
風もあるこ ....
めんどうくさい
めんどうくさい
めんどうくさい
あ〜あ〜、めんどうくさい
めんどうく ....
あまり頭が
よくないほうが
かわいい気もしたが
ある程度
素養のある方が
かわいい気もした ....
君がつらいとき
悲しいとき
泣きたいとき
切ないとき
私が隣で何も言わず
寄り ....
お世話になっております
お世話になっております
ありがとう
どうも
すみません
....
乗り合わせたエスティマの中で
係長が少女のように笑ってた
冷たい風を
通り越して
真っ暗なトンネルを
抜けたら
大好きな季節の
素敵 ....
まだ幼い頃
家族で夜の海へ
泳ぎに出たのだろう
若い夏草のような
家族で
私は玩具のように ....
ことばなんて
そんな不確実なもの
イヌとよばれているあの生き物を
ネコとよばない必然性なん ....
日々の聖句(15)決して失望してはなりません
二月十三日
「次いで人々はパウロと共にパフォス ....
ぼくは
なにかと
いっしょになっている
そのとき
たえきれなく
ならないために
なに ....
朝がやって来て
僕を夜へと誘う
「止めろよ。僕はもっと眠っていたいんだ」
「この世 ....
あの空に世界の終わり映らない携帯で撮る虹色の雲
日陰には溶けずに残る雪がある何か壊した後の静 ....
訪れるひともないわよ
迎えてくれるひともないわよ
まるで淋しいお嬢さんのようだと歌うひともいるわ ....
きみが傷つき力が入らなくなる
無理をしているきみも
息抜きしているきみも
ぼくが抱 ....
生まれおちたその日から
ラストページには
死という文字が書かれています
毎日頁をめくるたび ....
泳ぎを練習しているうち
僕の指と指の薄い皮膚の谷間に
みづかき ができました
足指と手指 ....
(ふるる 街に
リルケが 今宵も
遠く
灯りに (ふるる
砂 ....
息深く下げ、 古路辿り水、ゆるやかに分けいる峡谷の
蝋梅白く、梟に響く鐘
(手車 ....
ぺろりと舌を出した腕白小僧が
ぺっぺっぺっとにぎり
鳴らすよぺっぺっぺっと
ぺっは歯切 ....
ぼくは7にんの子供を持つろくでなしだ
僕の精子は世界中の女の子のパンティに染みをつける ....
身体の傷を治すのに
薬を使うように
心の傷にも
必要な治療があるの
大好き ....
To feel is happy.
やまない雨
ひとりぽつんといる
すべては遠のいているし
この部屋できみという花 ....
そんなに悩まないで
興ってしまった事はしょうがない
なるようになるから
悪いようにはならな ....
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