唸り声をあげ奥深い夜の森を駆け抜けた氷の風
冬は痛々しい姿で朝陽を浴びる〃針葉樹の霧氷はさ ....
実が実を噛んで
光は動く
うねるかたちが
午後をなぞる
あた ....
ひとりでぐるぐると迷いながら
ため息ついても
考え事は出てこない
道すがら色とりどりの
....
リンリンリリン
リンリンリベルリン
リンリンリリン
壁崩壊
リンリンリリン
リンリンリベル ....
男なら堂々と
自分の道を歩めばいい。
人目を気にしすぎずに
わが道を懸命に進むべし!
目 ....
すててすててすててすててすてきなラパン
富士急Highland観覧車さき樹海においよりこくなるラパ ....
京阪の
始発に乗って
冬 ....
果物をむく手つきで
言葉を探る
タダシイ方向へただゆきたくて
薄いカップで淹れる飲み物のよ ....
ある時は見知らぬ土地で
はっ と我に返り
目覚めた帰巣本能がこころを
身体を突き動かし
帰ら ....
3日分かけた月みてたら
あなたにあいたくなった
いしがよわいの
いしはかたいでしょ
ヒステリッ ....
夕暮れの足下を
通り過ぎて行く
初めての
木枯らしが
ほんとの冬の
始まり
冷たく狂った ....
君の指はとても冷たい
その冷たさはつららのよう
君の白い息は夜に溶けていく
君の指はとても ....
暖かな 君の声
穏やかな 眼差し
暗闇から飛び出した
原色の光
春休み 空の ....
命が落ちる時
命の尊さが分る。
最後の苦しみ
最後の愛情
最後の喘ぎ
最期の言葉
頑 ....
忘れられないものを抱きしめると
思いのほかウェットで
涙まみれに崩れて僕の服を濡らした
夕日の ....
オレはざわめきの粒子に身体を打たせようと
再び青い扉を開ける
精神に帆をあげて進んでゆく
可憐 ....
けろっとしたかおして
ぶなんな こたえばかりさがしてる
でこぼこも じょこびょこも なんにもない ....
雨が滑り落ちる
雪が零れ落ちる
花が乱れ落ちる
涙が伝い落ちる
決められた方向で
....
あなたはきっと
私が敷いた
カーペットの上を歩いて
私の傍まで来る
今
....
*
抱きしめたい
曇り空をかきわけるように
オレンジ色のまくが下りるまで
....
例えるのなら君は風、
風が東に吹くのなら、風見鶏も東に顔を向け、
風が西に吹くのなら、風見鶏 ....
真っ赤な お鼻は、呑んでるし・る・し〜♪
焼酎片手に〜 テレビと喋る〜♪
不景気といえど や ....
月の裏側には
闇ウサギがいるんだよ
絶対誰にも見えないんだ
これは月の秘密
....
今年の冬は心あたたかく過ごすんだ
クリスマスもきっと家族とだけど
プレゼントもたぶん買わないけど ....
何処にでも
在る
言葉の塵
散らかしては
掃除する
片隅に追いやっては
在った事さえ
忘れてしまっ ....
季節外れの
予想外な大嵐が通り過ぎた朝
家の周りを取り囲む
防護壁の剥げてしまった隙間 ....
貴女が何処にいるかなんて直ぐに解る
だってあたしと周波数が合うんですもの。
貴女と繋がる事にどれ ....
1、
時計が居た。
車椅子の少女の部屋、机の上に小さな
目覚ましアラーム機能付きの。シンプ ....
海の味を覚えている
アサリよ アサリよ
お前が居た海の味をこの舌は知っている
私は明日 お ....
目の風景に
虹色を見た
夢の中を 生きた
私は誰だろう
暗闇の世界に
....
きょう抱かれるより
あしたの仕事を優先するおんな
こんな朝日をつたえるために
街道にすがたをあらわし ....
*
誰しもが寝静まる夜中にひとり風呂に浸かるわたし
それは
ぼんやりと黄色い灯りにき ....
だれひとりとしてしることのない果実の
種子のほほえみは約束 され
底も無い墓標により
うき ....
疲れ果て眠りから覚めた瞬間
流星群を思い出した
せっかくならと 急いで
....
あたくしの声は透明すぎて 家族にも 誰にも 届か無い
届くのは貴女の耳だけ……。
あたくしの ....
そのうちさ
ひらがなにした方がいいのか
かたかなにした方がいいのか
考えなくても
わかる日は ....
なんとなく息を吸うのが苦しくて
ぐるぐる鉛筆で紙に円を描く
からっぽ
子供のように特に ....
K
親不孝な倅の
誰も知らない部屋の机のひき出しには
それでも両親に宛てたAIR MAI ....
いつまでも泣いていたら
大人になれないよ
そう言われて
余計 泣きじゃくった子供の日
だ ....
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