虹色のフーガを織った君のそば
ゆびさき揺れて
やさしいトリル
太陽のような笑顔…
私も向日葵の笑顔になる
月のような微笑み…
私も十六 ....
センチメンタル、じゃあね
煎じ詰めれば ジャーニー
あのコはなみだの海に
えがおの小舟を浮かべ ....
あなた
あなた
あなたに会いたいのです
こんなんじゃ何処へも行けやしないのに
窓ガラスに
幼い指紋がついていた
指紋をめくると
それは昔の日記帳だった
歩道橋 ....
静止画像をはりつけた
壁が
光を打ちおとしたあとにひろう水鉄砲
あなたがわ ....
想い過ごし 想いすごし
想いあまり 想いつのり
想ったよりも戸惑い
....
すずめをひいた
会社に出勤途中
青空の下でひいた
フロントガラスからみえた
ちゃんと道の ....
彼は寒いね、と言った。
数秒遅れて、彼女はそうだね、と返した。
彼は、二人が座ってい ....
それは優しく
ゆっくりと開く花だった
何度も地面を打つ雨に
流された花びらの
消えて ....
若い内の苦労は買ってでもしろ。
さぁ、来世分まで苦労いたしましたわ。
幸せを支払って下さ ....
とりあえず
鈴虫が言ったんだ
「蝉なんて叫んでいるだけ。
美学なんてありゃしない」
蝉は言う ....
私の日常は太陽光で始まり、星闇で終わった
くるん、くるり、まぶたの間近で季節性の夢想果実が跳ねまわ ....
福寿草光沢のある花弁の黄金色が幸福を生む
過去の恋忘れるために夜空見て星の王子になりきる宇宙
....
樹々を抜けてくる風が
額の汗を拭っていく
螺旋形のスロープを
ゆっくりと登っていく
....
「お前は変われない」と嘲笑する
向こう側の自分が
ひどく憎いときもあれば
ひどく愛しいときもあ ....
君の用事を手伝って古い港に僕はゆく
頭上は悲惨な曇り空、八時というのに薄闇で
....
打ち上げ花火
飛べサクラマス
二丁拳銃前に突き出しドアを蹴破る。
ナイフの風が吹く。二の腕、頬を切り刻む。
赤い光が目に ....
雨は水平に降ることができる
そしてふたたび女たちのふとももをぬらす
( ....
円環の
周ってた
子供駆け扉
吸い込れ
来る
記憶と
去過
これは ....
1.
・多くのりんごにとっての梨は甘い。
・みかんは酸っぱい。
・この多くの人にとっての論はし ....
システムから漏れても生きていくことは可能だろうか
無化するために
考えな ....
午前の
柔らかな
日の光が
キラキラと
日差しを
落とす
少し
汗ばむ
中で
....
空を聞こう
いつまでも
こうして
遠くから
友達の声がした
そこまで辿り着けない
何 ....
寝る前の入浴
妻は顔と手と
背中を
すっかり
洗ってこすってくれた
それから
ぐ ....
自分だけが悲しいとおもう
自分が一番かわいそうとおもう
サクサクとかじるクッキー
いそいで補給 ....
夕涼み
縁側で
冷えたスイカを食べながら
きみがしゃがんで
線香花火をしてるのを見て ....
どんな時も星空はある。
雨の夕方にも曇りの真夜中にも
青々と広がる空が頭上にあるときも。
その ....
何をしたって私は人間でした
どこまで逝こうが私は人間でした
醜い哀れな私は
清く美しい人間 ....
会う約束だけして連絡なし
じぶん中心かな
オレからは出来ないからさ
電車の音と ....
パソコンを点けてるとき、いったい私はどこに、
いるのだろう。か、
....
http://www.youtube.com/watch?v=W7BbG_TMzW8
私の中で ....
暑い暑い
熱帯夜の入り口。
夕暮れを過ぎて、
思いだすのが
汗の冷えた君の背中なんて ....
峠を越えると
雨は止み
雲の隙間から
一筋の
光が降りていた
神様が
父 ....
我ながら
夢見てんなよ
....
今日の朝7時から午後6時にかけて、
東京都大田区にて神様(年齢不詳)のバラバラ死体が発見されま ....
十二月八日に生まれた俺が申し子でなくて何だ? ....
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