指の先までウォーターベッド
赤ん坊はたぷたぷとした混沌だが
お母さんがいるからだいじょうぶ
....
酷いささくれに塗るクリームを探して
降りた事のない駅に下車する
夕立が来そうで、少し慌てて、薬局 ....
貴方の居ない夜は寂しい
ベランダで
夜風に吹かれて
お酒を飲んでも
貴方が隣に居なければ
....
大久保の
一時間180円という激安漫画喫茶で
窓を少し開いて
数年前には
電柱の影に立ってい ....
真冬 心臓を射ぬかれた
彼は舞台の上で輝いていた
視線が釘付けになる
必死で名前を検索 ....
近所のドラッグストアが潰れてしまっていた
もう一ヶ月以上前のことらしい
その間、ただモラトリアム ....
新しい日
未来は浮かんでこない
過去はまた遠ざかって
一人戸惑っている
悪い予感
いつ ....
週末の街はにぎやかすぎて
バッグを持つ手も疲れてくる
携帯カメラで撮ったノラネコ
友達 ....
予定調和のような
すれ違い
なつかしい面影を
背に感じながら
たぶん二度とない
偶然に戸惑 ....
愛情が湧き出てこない不安から君の笑顔を必死に描く
茶柱に歓び合える温かい夫婦目指している私です ....
また、新鮮な朝がきて、君はいなかったりも
する。珈琲の香りはどこへ消えてしまった、
というのか。 ....
私とあの娘はお揃いの十字架のネックレスをして真っ白いワンピースを着て
仲良く手を繋いで一緒に歩いて ....
泣いたって無駄だよ
君は出来損ないなんだから
出来損ないの天使なんだから
君が何かするたびに悪 ....
瞳の先の 仄かな揺らぎを
感知するのが 私の習性
痺れ続ける毎日が 毒という毒を盛り
空白 ....
…ありがとう
きっと…来てくれると 思っていました
期待じゃなくて
優しいあ ....
コペルニクス的転回とはもしかして、寒いのが苦手で
夏が好きな人が夏の間は夏が終わる恐怖に明け暮れて ....
獣のように吠えられたら
どんなに素敵だろう
誰もいない夜の森の中で
空気を荒く切り裂き ....
「観」
部屋の片隅に置かれたポトスのように
見落とすことも出来たはずなのに
....
私にお金をください
綺麗な洋服を着て
美味しいものを食べ
豪華な家に住んで
毎日毎日楽し ....
世界がこんなに静かだったとは
浅い眠りの後の
土曜日の朝
君に出会えて
本当に
良かっ ....
あしひきの山のしづくに妹待つと 我立ち濡れぬ山のしづくに
‥。
水無月の月下をくぐり忘れ草 庭の ....
その正しさで匣を塗るのなら
沢山の祈りが集まるでしょう
私の憂鬱はいつの間にか
風に吹き消 ....
蝉の鳴き声が静まる頃
ふと窓際から君の香りが
香った
赤色で部屋を染めたのは
君が好きな ....
新世界の入り口の門は
歌舞伎町にも負けんくらいの
色とりどりの電球で埋め尽くされとって
作りも ....
君から電話が来なくて重要なロックバンドが生まれる/餅ヴィシャスさん
http://po ....
夏の夕風が さやかに
吹きぬけるような
誰にも優しい きみだから
生きる重さを手 ....
命がひとつあった
命なんていらないと
思ったときもあった
命がふたつあった
....
光を恐がらないで
震える あなたは
優しいから
言葉の中で
迷い続けてしまう
....
迷子になった通り雨
夏の思い出あま宿り
かえるおうちは遠い空
捜索願い出しました
....
苦手な夏を
少し前向きに思えたのは
あなたの笑顔が
感覚を鈍らせて
生まれ変わるよう ....
白い空に映ったわたしは
あまり遠くをみれずに泣いていた
自分を知るということは
絶望するの ....
落書きが欲しくて
お金を渡すと
気軽に売ってくれた
壁のような人が
また何かを ....
出口の見えないトンネル
光射す場所は何処だろう。
答えは風のみ知っている?
否 ....
私は抱き留めているのだ
それをここに
手にする ひとつではない言葉
手にすることの 光の中 ....
優雅なるひとときを思う
俺は
全てをシュレッダーにかけた
純白のコインを
手にしていた 苦悩 ....
新しいシャツを手に入れ
アイスコーヒーを片手にどこへいく
怒りをする相手と
話しが合わない
....
私はたくさんのものに恵まれている
収入は同年代の女性の3倍
たまたま入った会社でも使えると ....
【真っ赤なルージュ】
どれほどあなたが魅力的でも遠くに居たなら
....
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