詩なんか
書かなきゃいいのに
また携帯カチャカチャ鳴らしてる
疲れてる ....
私は女ですから、髭を剃るようなことは一生ないものだと思っていました
私はいま髭剃りを手にしているの ....
友よ
あなたの痛み
こころで
だきしめよう
同じ重さで
スアードは美しい娘
両親もかわいがる一人娘
だから なにひとつ不自由はない
一人の ....
今日は近くの古い喫茶店に出向いて知らない人を見つめた
あたり でてこない
壁のないところは怖い ....
赦してくれる君の そんな君のまなざしに
ただ ボクの昔話を
触れれば 溶かしてしまえば 切り ....
ループする太陽の軌道
五月に向かう風の匂い
確かな休日の矯声
時間の緩やかに流れる昼 ....
夜に灯る
淡き桜の薫り火が
水面に咲けど風に散りゆく
寄生虫が
法律について
語っている
「言語と法律
お金と資本主義について」
....
きみの左胸をすりぬける
すこし気の早い夏のあらし
ぼくは痛んだ胸をうけい ....
ねぇ
あんた
まさか煙草なんか吸ってないよね
まだ若かった僕は黙り ....
あれは昨日のことのよう
どのくらい
待っていたのだろう
分からなくなるくらい
来るのを
待 ....
介護疲れの自殺
心が痛い
助けてやりたい
心が優しい
デイサービス
老健
ショートス ....
ぽん、ぽろりん
転がるように軽く、軽く
錆びた鉄に水玉が落ちる
実 ....
震源地も定かではない
取るに足らない心の揺らぎを
マイナス思考回路で増幅させ
大津波が来る ....
「逢いたい」と「逢えない」をただ繰り返す。「逢える」にならない花占いを。
この靴が ....
通勤途中
いつもの道を歩いていると木のいい香りがした
煙草に火をつけた瞬間消えて
ああもっ ....
お伽の夢見てユング花の園
フロイトナイフが胸切り裂く
文芸の日々の修行はヨ ....
リバーシブルのカーディガンにブルースウェードシューズ。
帽子はやめてメガネをかけた。だけど度は入っ ....
我が君は歩くファンタジィーと呼ばれつつ
零れる瞳に白い雲映る
....
つもりにつもる
ぶうたれた
日日に
ひとのひとたる日日でもって
かたりかける風があった
....
朝目覚めた蝶は
自分の羽根を見ない
ただ羽ばたくだけ
華麗な花々
....
どこかで焚火が燃えている
誰もいないのに火の粉が爆ぜる
その色を知る事が出来ただろうか
その熱 ....
今日は牛乳が飲みたくない、厭、飲めない。
しかし、眼の前にいる母親は先程から「牛乳を飲め」と強要し ....
夕暮れ
橙
さびしんぼう
だあれもいない公園で
影踏み
かけっこ
かくれんぼう
....
映画館の右にある本屋に行く。
右にある本屋では哲学の本がたくさん売っている。
僕は文学の本が好き ....
水に触れると
懐かしくて
飛び込みたくなるけれど
息が出来ないから
死んでしまっ ....
「我は人間か機械か」
私は天井を仰ぎ、自らに問うた
ヒトと言う形を持ちながら、心には穴が開い ....
いくつかの記憶をつくりました
ありんこが 角砂糖にむらがる姿を
思い出せなくなるくらい
東京に ....
月の下 あなたを思う 花の下 またねとつぶやき 小さく手折る
ふきっさらしのこころ
きみのしろいからだ
ぼくをとおせんぼする
珈琲にさそってみる ....
この世に、永遠など無いと
君は言う
すべてに
終わりがあるというなら
その時ま ....
毒舌とか
滑舌とか
ここは百舌のフォーラム
あちこちに
トカゲやらカエルやら
ひからび ....
新緑は青くないんだ
白みがかった黄緑色の葉がゆらゆら揺れる
先にみつけた甘い香り ....
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