そうして
いつのまにか
遊園地に入ってしまった
空は青い
コンクリートは白い
わたしはピン ....
もう静かに語る
ひとつながりの都会
夜の新宿を見つめながらきみは笑っ ....
庭に日の差す縁側で
かげろうにゆらりと手をかざす
つかめないな
銀のコップが透き通って
細く ....
ずっととおく
あちらのほうへいってしまった人が
てをふりつづけているようにおもえる
そのしろい ....
都市の夜を
救急車のサイレンが
次第に近くなり
点滅する赤いランプが
尾を曳きながら
架空 ....
090415
ちょうの付く字は
ちょうだよねと
幼児のような返事 ....
初めましての笑顔は
上手くできたかなぁ
傾きかけている空に
問い掛けながら歩く
いつ ....
親たちは言ってみればオリムポスに座する神々であいつらはつまり神話の時代に今も生きているさらにその親の ....
ゆびさきは
そこで動くのをやめてしまった
あと5センチ
だけなのに
どこまでも遠く
....
例えば
目が覚めて 君が ほんとに許しきった顔で寝てるのを偶然みつけたり
暗い夜道の ....
別れてもあなたがくれたメッセージ記憶の中で影響力持つ
路地裏の官能的なポスターに僕ら重ねる恋愛 ....
うつろな目
うな垂れた首
放り出された四肢
君はいつから
そんなサカナになったの
キラ ....
摘みながら歩く
生まれたばかりのあなた
小さな口笛
素足のまま大地を踏みしめる
....
高校三年のある夏の日の昼下がり。
あの日、僕は最高のロックンロールに出会ったのだと今でも信じて疑わ ....
むくわれない想いに
身を震わせて
とまどう心に
もてあます春風
真っすぐにそそが ....
ここの夜もやがていつか眠るだろう
時が満ちてくずれ落ちる頃だろう
ただのFreeway ....
確かにそうだろうね、
僕の中のぼくは呟き
僕が被るボクの振る舞いに
否定という肯定を認める
....
悲しくないように、パンを食べて
悲しくないように、体をよく洗い
悲しくないように、朝にな ....
足下の花びらが
しきりにバトンを渡そうとする
あなたも咲いたらいい
そう言っているのかもし ....
床に落ちたパンを摘まんで
埃のついた面を水で洗い、見えてくるのは
荒野の戦場
二つ ....
あの夏の日の
電話ボックスの中
受話器を持ちながら
あと一桁ダイヤルを
回せば届 ....
人は
その人の型に
はまるようにして
生きてるのではないか
はまってないから ....
キャンセル待ちの
救急車には
今日も乗れそうにない
釈然としないまま
習慣化していく
....
わぁ泳いでる
宴会場に入ったとたんに
女性陣から声が上がる
浅い椀に入った白魚が
勢 ....
週末までガマンしてみる
あの頃
私は叙情の生き物で
君の全てが詩歌であった
差し出された手の平に
丁度良 ....
先が折れ曲がっても
まけるナ がんばれ
先が枝分かれても
まようナ すすめ ....
学生時代の友人が
送ってきた絵はがきを
冷蔵庫に貼りました
今、私たちは
いろいろの途中 ....
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