よるのみち よみち
よりみち りぬけ
りぬけは理抜け
いみなどわすれてたのしもう
....
あなたが待っている
たとえそうだとしても
私はあなたを探さない
あなたの名前を ....
母さんがウインナーソーセージをくれた
午前5時 朝もやの中で
朝ごはんには早すぎる時間のはずだが ....
かたむいた夕の頃
散り撒いた木犀の
からからと枯れ転ぶ花殻を集む
....
触れば生える砕ける
さらればあえるたまえる
テーブルの上に置かれた
鋭利なナイフを手にとって
女の子は微笑んで
近くにいた男の子は
....
あなたに会うのと あなたの肩にかけるのと
お腹の中から涙を流す
あなたの事を たとえ ....
「 ありがとう 」
声に出して
君に伝わるのは
たぶん言葉自体ではなく
「 ....
はいつくだつて いきるというのと 視線を落とす
僕らは
指定席とよばれる
ひとりずつ与えられた席にすわって
ときには時速三百キロメートル ....
計算され尽くした
ちょっとした気持ち悪さや
引き気味な感じとか
もう犯罪だよね
君
わかっ ....
ねえ、ユキ
最後にユキの足音を聞いたのは、
3週間と4日前の日曜日。
吉祥寺の小道から井の頭通 ....
太陽は月を殺す。早朝、渋谷、センター街。青白い空に太陽は輝く。その光は月を貫く。月は今にも消えてな ....
二週目の太陽に
準備中の札をかける
気ままな獣を蹴飛ばす
殺気立った喉をくすぐり
....
はだかを見せるのにも理由がいるんだって
肩先ですれる絹のおとが痛い
蛍光灯があおく残るまばた ....
「ありがとう。出会ってくれて、ありがとう」
こんな言葉滅多にいえないボクの
彼女は君
....
好きだよ、大好き
「ばぁかこっちの方がずっと好き」
「馬鹿じゃないよ、絶対俺のがお前を好 ....
何億光年もむこうのほうの
小さな星がたたく鍵盤の
黒いところに光が集まって
猫みた ....
鳥滴光声
距離もなく
た ....
第一楽章
ホ長調の音符引き連れた春が
草原に咲く
いつか播 ....
*AM4:00
朝が早い
青い鳥は見付からなかった
いつもそう ....
私は海を見ていた
海は生命の母という
私はその美しさに目が眩み
気がつけば
海の中にどん ....
同じ空を見上げてると思うと
あなたと繋がっているのだなと
それだけで安心します
眉間の女
あかるく
開脚
矢を
射れば 今晩の
虫たち
かたつむりよ
その生活と気象の ....
眼を閉じた
ボクの胸に
其れはポツリと灯る
肋骨の梯子ノボレ
海に還るものがたり
....
幼い子供に生えた
二本の白い腕が
寂しくなって騒ぎ出す
持てるだけの空洞が
全部そこに集まる ....
ひとつ
ヒトつ
組み上げては
崩れていく
それを止められずに
四角い箱の中で
ずっと
....
ちちゅうでダイアモンドがつくられている
きっといまもだ
「明日やらないことがある」から」今日 ....
.
空っぽでなにも見えない
永遠に闇が続く。
前を見て ....
乙女は恋を抱いて
いつまでも生きてゆくかも
少年はうち悩み
走り出て 木をゆすり ....
派遣切り 明日は我が身が現実に
どうしよう 婚約白紙チラホラと
集まれば ....
くすんだ赤い鞄を背負って
空色の自転車に笑顔でまたがる
じゃあ、また明日ね
当面やるべ ....
名前を呼んでは返事するきみに
「よんでみただけだよ。」と伏せたひとみでわらうと
きみ ....
あのときあなたと
原宿で
ピザとパスタを二人で分けて
そのとき初めて
お互いの秘密を話し ....
こういうの、
何て言うんだっけ。
しとしと降る雨の遠く
ざわざわ鳴る空の近く
....
彼の香水は大好きな薫り
マフラーに残った移り香が彼を思い出させる
あのけだるそうな話し声も
甘 ....
コスモスの紅差す秋の枯野かな
枯れたまま立ち尽くす葦の長い影
肌朽ちて懐かしいねと ....
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