一日の仕事を終えて
家の玄関に入り
靴のつまさきを揃えて置く
また新しい陽は昇り
....
そっと
腰を下ろし
いつものひとりに戻るとき
うるおいじみた
乾きがあふれ
ぼくは ....
足跡を足音が追いかける
真夏の光
水の流れを彩り飾る
無垢な笑顔
ビー玉は丸 ....
{引用=走れ、ジミー・デラクロイ、息はさんざん乱れ、横腹に針が刺さったごとくに痛んでも。何が迫ってき ....
僕は、いる。
空気を使って、
時間を削って、
場所をとって、
血 ....
向こうのほうから洋楽が聞こえる
誰の唄かはわからないが 確かに洋楽が聞こえる
在り処 ....
夏は不透明だ、と思いはじめたのは
考えてみれば最近になってからなのに
ずっとそんな風におもってい ....
空の高さに
かなうはずもないぼくは
ちいさな背中を
恥じらって
その、
重みに ....
工場長が、君の次の休みは火曜日です。と告げる。
俺はラッキーストライクの箱を開けて足りるかな、 ....
ラーメンも
それ以外も
よく食べた
一人で食べる時も
それ以外の時も
よく食べた ....
8月の射手が海から畝へ遡上する
だれもいない猫と風鈴がラジオの号令を聴くの ....
半分の月
半分の私
半分の影
半分の嘘
半分の過去
半分の夜
半分
しかわたさない
半分の罪 ....
この枝は弱い羽ばたきでも揺れて言の葉の妙聞かせられすぎ
たくましく羽ばたく鳥を嘉すれば何時もと同じ ....
煌びやかな贅沢や
世界を動かすことのできる
怪力だけじゃなくて
幸せの震源地だって
僕らの透 ....
世界平和を願っていた、あの頃の貴方から、
世界平和を知らずにいる、現在の私へ。
伝書 ....
僕のトラックにはいつもたんすが乗っている。たんすの中の
しょぼい引き出しの中に、いつも暗闇が入って ....
午後からは雨がやんだ
小鳥のさえずりを聴き
その翼を懐かしく思う
雨上がりの空に架かる ....
景をついばみ
波紋をついばむ
ひとり顔をあげ
空白を呑む
昼の光 ....
何を知りたくて
何を見つけたくて
歩き始めたのか
なんて
曖昧な言葉よりも
どうせ ....
川の向こうに
黒猫がいる
こちらをじっと見てたのに
いつのまにか
居なくなってる
....
空を横切る白い飛行機が
虫みたいだと思った
小さなブティックに入っていくおばあちゃんの背中を押 ....
A−8
ニュークレジーキャッツ はて そは何ぞ
この地獄の娑婆世界でスマップ ....
あなたが海に沈めたノートを
魚のままで取りにゆこう
強い水と光のために
....
見上げれば青い視界スカイ手を伸ばし焦げるまで焦げるまでまだ、
....
イリアム州から500万キロメートル
病院の地上6階のベッドの上から
みんなとおなじ
皮肉な笑み ....
急ぐ足はコンクリートで固めて 消防車が来るより早く根を下ろす
崩れ落ちて 天を仰ぎ ....
真夏に向日葵を見た
一面に顔を上げる
ゆらゆら揺れて
太陽はギラギラと
....
猫は飼い主より偉いのだ
猫は一緒に住んであげているのだ
だから
猫はいつもマイ ....
名もない花は
美しく咲いている
名もない人は
ひかり輝いている
暑い夏を冷やしてくれる
....
おう!墓場のなんと陰鬱なこと・・・
坊主に供養させ共々の堕地獄 マッシグラ
....
{画像=080907104708.jpg}
夏休みにはいつも母の実家に帰って、
おばあち ....
夏交番の
日陰
女は
ゼリーに飛び込む
僕はその人を
お母さん、と呼び
誕生日 ....
大リーグ見てフリーダム!MTVつけておぅ〜
CD聞いてう〜ん 我が家畜生活・・ ....
死を迎える蝉の叫び
祝福の陽光
葬儀を待つ蟻の群れ
日陰にて見下す人の子の沈黙
幾年も変 ....
その1
カチンコチンに
かたまって
ピキンピキンと
おとがなる
道往く ....
ライムカクテル
帰り道
小銭が余ってる
近所の酒屋へ寄り道
ウィスキーやワインも ....
ネオン
きれいだけど、時として悲しくなる光
できることならば
このままずっと何も変わらずにいたいのです
できることならば
何もせずに漂 ....
たとえるなら君は大根 私が絶望を書いたら
君は不味さを描く様に 青と脳しか視えていない
ラッ ....
今日は始めてのインターネット
僕は少し舞い上がっていた
期待と不安のなかでパソコンが
回転音と ....
杭は打たれた
金槌は左手に
握られている
くい込んだもの
突き抜けたもの
貫かれた ....
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