訳がわからなくなったから
まっすぐに道を歩けなくなった
その横をハイスピードで
きみみたいな ....
あーした天気になーあれっ
あれ?
下駄が斜めに立っちゃったよ
一体どんな天気になる ....
私は、ふいに立ち止まって
不敵に構える明日を早送りしようとしたり
吸着する昨日にエフェク ....
ガソリン代だけもって
4時間かけて親の家に行く
疲れるとか
辛いとか思ったら
崩れてしまうか ....
ワールドアパート
酢酸
失われたハサミの片方のもう片方
イチローの背番号51のように
....
シャムラン
とっても魅力的な
姿で
風をまとって現れた
シャムラン
本屋でばったり ....
もう
なにがなんだかわからない
何故こんなに頭が痛いんだ
何かを覆い被せられているみた ....
愛とか絆とか
なんでもいいから
誰かあの人を
ここに留まらせて
一番淋しい夜に
あ ....
満月と星たちが次々と、深い海底に落下して、
水鏡には黒褐色だけが見える。
孤独になった空は雲を身 ....
灰色の 潮風が 腐るので
お花が 死に絶えたあと
ラベル貼りの 嘘つきの
集まりが 車を 燃や ....
今夜もまた車を走らせる
たどり着きたいのは
新しい夜明け
自由な自由を探して
....
最近魔王はテレビを見ている
テレビの前で「武勇伝!武勇伝!」と言ったり
「フォー!」と奇声を発し ....
土の中は真っ暗で
空気も悪いし
じめじめしているね
土の上に住む人は椅子に腰掛けて
ふん ....
知らないとしか
答えない人がいる
知ってることも教えない
ただ自分で探してごらん
ということ ....
捨てた言葉が
もどる頃
小さい母を しょいながら
ひとり戦う 田舎道
焦った心が
なら ....
ハンバーグに夢を
ぎゅっ と詰める君の手は
ほんの少しだけ小さすぎて
はみ出したそ ....
白い皿の上には 色とりどりの魅惑の花びら
時代の風景が 魂の食卓にのぼる
カタカタカタ 窓 ....
お母さん、
私ピアノは嫌いなの。
だってピアノはうたわないもの。
そう少女は言い残して
....
こうやって部屋のなかから窓の外を見ていると、雨の中でしか生きられないけものになっ ....
合い鍵を下さい。
あなたの心の中の部屋を開ける
合い鍵を
そうしたら わたしは
あな ....
大切な気持ち
わかり合えなくて
一方通行の想い
伝わるはずも無く
悲しみで溢れた心は ....
僕の後輩に年男という子がいて、みんなから「とっしー」という愛称で親しまれてる。けれどその子は今からす ....
私は、何処へ行くのだろう
やらなきゃならないならない
お墓に入ったからって終りゃしない
だから ....
眠らない夜 そして月
貴女は眺める そして涙
まん丸 心 そして月
今宵も 想う 誰かの事
....
想い続ける事の
「素晴らしさ」と
「愚かさ」を
ポケットの中にしまいこもうと
....
村にはじめてコンビニができたような
月がはじめて携帯持ったような
柳の川は桜四分と混じりあい
....
オレンジシャーベットのような夕暮れの空
濃紺の天頂とのグラデーションが
何万光年の奥行きを塞ぐ
....
わたし、実は芸能人なんです
わたし、実は指名手配犯なんです
いや、どちらも真っ赤な嘘です
別に ....
カラオケでもファッションでも詩でも小説でも
本人が自信たっぷりに役になりなきっていないと
逆にみ ....
買ったばかりの筆
乾いて水気が無く
絵の具を付ければ
無限の組み合わせ
付けなければ意味を持 ....
こけこっこーで、
お目覚めっぽ。
お天気晴れたら、
お散歩っぽ。 ....
ぼんやり
傘さして
あるく
気がつけば
水たまりの中を
あるいている
じゃぶじゃ ....
ぱちぱち
ぱちぱち
傘に当たる雨の音が
いつもと少し違い
メールを打ちながら歩くのを ....
この雪のように真っ白な ふわふわっとした気持ちは
やさしく降り積もる君に触れてみたいって 云うの
....
おおきく、おっきーく息を吸い込んで
ぷうーーーーーうってはき出す
空気がゆれて
それが ....
死んで目覚めた人
ふざけてないで
その踊りをおしえてください。
あなたはもう
棒のようになっ ....
20日過ぎたら
返済の期日やよってに
わし、どうも参る
奈良の支店云うたかて
あら、中央の息 ....
それは
一目見た時から
私の心を
掴んで
離さない
感じた ....
嘘をつかない人
きっとあなたも何か持っているでしょ?
嘘につかれた人
きっとあ ....
手のひらに溺れかけた金魚を握って
少年の僕は旅立つ
朽ちかけた恋を語る老人の脇を抜けると
傍ら ....
ずるずるって麺をすすると
体がポカポカしてきて
…あー鼻水出るー
ティッシュくれ
勝手な行動とるものだから
自分も相手も傷ついてる
何もしなきゃ傷つくこともなかった
何もし ....
あなたがくれた
あなたの
心 その ぎせい 夢 ....
【桜】
元来色の白かった私が
薄ら桃色に色づくのは
きっと貴方の仕業です
今年も
また ....
部屋の外 静か
出てみると 雪
夜空に光る羽のような ....
夜に強くて朝に弱いわたしは、
甘いカフェ・オ・レを飲みながらホットサンドをむしゃむしゃ食べる。 ....
その日を過ぎると
君の背中から栓が抜け落ちて
とろとろと水、のようなものが零れていった
舐めて ....
1
純白の太陽が沈まない世界で、峻険な断崖が水平な時間の裂け目に現われて、素肌が ....
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