おもしろくないと
子供のころは
ふくれっ面で抵抗した
大人になって
ふくれっ面ができなく ....
質の悪いミストサウナで
のぼせたような月曜日
懲りない欠伸と
落ちかけるたましい ....
ぐるぐるに縛られたブランコが
江戸時代の悪人のよう
キミがいけないのかい?
ブ ....
素晴らしい世界だ
人々は通りすぎて行く
僕も
生の
通行人
夜の木陰
夕暮れの谷間
....
夕暮れは
いつまで経ってもやってこなかった
川原に揺れる黄色は
菜の花のようにも見えたが
....
ゆらり美しく舞って現れたあなた
あの日から 頭にこびりついている
夢を見すぎて 離れなくなってし ....
雨の日になると
サキちゃんはきまって
サカカサコウモリを作った
真っ黄色い
ちっ ....
まるで代わりのように、降る
悼むように
かき乱さぬように
しずかな泣き声の、雨
追われて ....
パリのメトロは東京の地下鉄に繋がっている。
モンマルトルの丘を下りる。今日は、観光客相手の似顔 ....
傍にいたいと思うのは
なんとなく好きだから
ただ見ているだけで
なぜか落ち着くよ
気も使 ....
いつの日か宇宙の塵となることを夢見るロケット技師と甥っ子
少年は星の名前でしりとりをしてい ....
「頑張って」
という言葉は
どれほどの人を勇気付けて
どれほどの人をだめにするんだろう ....
その毒自体が内面の基本言語で日常なのに
メロディー譜を投げ捨てて
言葉だけ拾い集めた日
音に乗せる必要なんか無いって
私にはこの言 ....
ずっと
ずっと
あんたの影を引きずっていた
心は一番側に居たから
ことばとか
なんとか
もっと
で ....
あなたは、今までどんな道を歩いてきましたか?
それは、厳しかったですか?易しかったですか?
あな ....
晴れていても夜空は藍色
そんな天の下では
見える筈のものも見えない
でも 見 ....
驚くべきことに土佐日記はおとこがおんなになっておとこのことばを使うしか日常の文学が書けなかったという ....
おやすみには
まだ早い夜
とおいとおい
朝を思って
みんなの夢に
思いを馳せる
ふか ....
無性に腹が立つことがある
それが全て
考え方の違いで片付けられる
認めることが出来ない ....
ただいまと叫びあけたげんかんのさき
どうしたのまっさおでと母親が言った
ゆっくりと性急にコックを ....
さよなら
を言いそびれたから
本当は帰りたくなんてなかった
日比谷線が
たくさんのさよならを ....
おかしいな?と思ったら、その逆をすればいい。
この体 縄で繋がれ 歩けない なんてよりもまだましな鎖
裏側の 世界で生きて いくのなら どう ....
心の中の風船は 知らないうちにふくらんでいたから
割れるのが怖くて 君に近づけなかった
ぼく ....
左の視界に切り込んでくる
海は花を手わたしてくる
霧雨と霧雨の合い間の呼吸
羽 ....
わたしが歩くと
風下が来る
今日は
羽だけの生きものが流されてきた
ただ生き ....
コンクリートジャングルを
見下ろす
蒼い空に
真っ白な
ぽわぽわ羊が
たゆたってい ....
否定する気は
さらさらない が
Take and Give は
専ら 論外
Give and ....
モヒカンが萎れてチカラが出ないよ
街ですれ違うアジア人達が
俺を睨んで行く
クソ朝鮮人
....
血を流しすぎてくだばっちまった
お気に入りの灰色ラバーソウルまで血で汚して
それでも最後まで煙草 ....
未知なる明日
怯えていては 眠れない
信じろ 信じろ 信じろ
多くの犠牲で ....
あなたが ぱそこんに かじりついてる あいだに わたしは 詩を 書いた 目玉焼きや オムレツの 詩を ....
わたしたちは 汽車に 乗ろうとしている きしゃは もうすぐ しゅっぱつ だ あめも あがって きたよ ....
ガイドは何度
凍ったろう
それでも
何度
打ち返したろう
指先もはや
エンスト寸前
....
背中の大きな二つの骨が三角フラスコみたい。
一級の実験中の三角フラスコみたいだ。
せな ....
出会いと別れ
繰り返し
傷つき
一人
もがいた
忘れえぬ日々
明けない
夜
信号 ....
殺される 殺される 殺される
恋人に殺される
友達に殺される
親に殺される
....
歳を重ねるにつれ 月がキレイに映る
歳を重ねるにつれ 時が早く経つ
色々な事を 太陽が昇 ....
山月記の中島敦は32歳のときに南洋の信託統治領へ教科書編修の旅に出た
トラック島と ....
髪を撫で
頬に手をあて
唇をなぞり
指を絡める
胸を合わせ
身体を感じ
口づけをし
....
インターホンが壊れてしまって
不在票ばかり、溜まってゆく
ドアをノックする手を
誰も持たない
....
42rows, 1.04sec.