{引用=
AM6:10
ぼくは、
まだ
終わっていない
....
あなたの その一言で
泣いたり 笑ったり
私は 踊らされている
大きな あなたの ....
夜 風の音とおもに騒ぎ出す
苦しい・・・いやだ・・・まだ・・・まだやりたいことがあるのに・ ....
何年かぶりに
虫歯がひどく痛む夜
でも
この感覚っていい感じって
生まれて初めて考える
....
ちっこい奴がいます
ちっこい奴は大きくなろうと頑張っています
けれど・・・
ちっこ ....
どこまでも青い空を
久しぶり見た
アスファルト
国道のずっとずっと先の
向こう
遠いむかし ....
プータロウのプー輔はいつもごろごろしています
プータロウのプー輔はいつもうるさくてみんな困 ....
僕の家は
山を切り崩して立てられた新興住宅地
昔はベッドタウンとして高値で売られていたけれど
....
まるい月がきれいで
銀のスプーンに いっぱい
きらきらと
甘い匂いが広がる、夜
....
13年ぶりの大きな地震があった
あの日の午後
僕は都心にいたから
あわてて君の携帯に電話したよ ....
排ガスを撒き散らし
うなる車尻目に
爆走
縦横に街を
切り裂く
チャリ
信号免許
萎縮 ....
彼は泣いた
わたしが書き上げた詩を読んで泣いた
ことばに泣いたのではない
すばらしさなど彼には ....
スペースシャトルの打ち上げが映っていた
アトムや鉄人28号の時代から ずいぶん経っているのに
い ....
狂わせるなら手元がいい
カーテンレールのよるから
すべりおちる くだけたせぼね
き ....
夢見心地で聞いていた
彼方で 海鳴りが響くのを
まるで泣き声のように響き渡っていくのを
動 ....
両脇に雑草が敷き詰めてあって
はじの白い線も消える途中の
でこぼこで、ひびの入った
道を行く
....
通勤電車から見えるいつもの煙突
15時になると渋滞するバス通りの十字路
新幹線の車窓をすべる田園 ....
君のいた夏が終わる
故郷を知らないという君が
旅先で描きためた風景画、
....
教室の窓際の席で
空に浮かんだ雲を眺めて
先生の話はうわの空
君にはきっと
いつ ....
望めば望むほどそれが遠退くのなら、
私はむしろそれを望まない、
私の裏切りは貴方の誠実、 ....
ひび割れた岩の目が
波に降る花を見つめている
鳥の翼の生えた草を
銀の署名とともにつか ....
きれいにいきること
ゆめをひきつけること
赤い靴とおどりつづけること
こ
と
こ ....
あくびと同時に何か言った
瞬間何をいったか解らなかったが
「死ね」
と言っていた
....
失う
あなたの
笑顔を
あなたの
優しさを
あなたが
僕にしてくれた
その全てを
失 ....
買い物袋から
オレンジが転がったのは単なる偶然で
私の爪の端っこに
香りが甘くなついた ....
捨てても
突き放しても
打ち寄せる時が
押し戻す
もう逃げるな
一から十まで音読している子供たちの学習を邪魔してはいけない。子供たちは覚えようとしている。窓枠から、 ....
鋳型工場に運びこまれてゆく
材料の僕ら
造形美術士たちの手で
流し込まれ
平凡な固形物と化す ....
ある朝
会社までの道を急いでいると
見慣れた制服姿
サルサ銀行のお兄ちゃんだわね
あ、そ、と ....
俳句とは、基本的に5・7・5の17音からなり、
季語が入らなければならない。
と、たしか学校 ....
母は時折話して聞かせてくれた
その 夏の日のことを
まるで 昔話を物語るように
淡々と淡々と
....
なくしてしまった卒業アルバムみたいに
開かなくなった記憶は美しく消える
僕のうちにおいでよと誘う
酔い醒ましのコーヒーでも
でも女は2分の1の確率で断る
2分の1の確 ....
やるべきこと たくさん
やりたいこと たくさん
一年前 僕はからっぽ
やりたいこと た ....
曇った窓ガラスに
家の印をつけて
それから
母の勤めている店の印をつけて
でたらめな道で ....
音楽は
けっして秘密を明かさない
紡ぎ出す言葉の切実な求愛
紡げない言葉の静 ....
あんたが行くところ
そこが地面になる。
ない道は作ればいい。
道は未知へ
....
僕はいつでも
丸いから
君は僕の襟足を鷲掴み
えいっとばかりに
放り投げる
....
誰かの問いかけ
境界の色
すぐ左隣でことこと言う子
まなじりの ....
駅のコンコースに敷き詰められたタイルの一枚が
エレベータになっていて
上昇
もしくは
下降す ....
熱帯夜
海の底を泳ぐ魚の夢を見る
深い蒼をさ迷い泳ぐ
色とりどりの魚と
変な足 ....
バケツにいっぱいの青空がはじけ飛んで
退屈そうに時間が揺らめく
五月の原っぱに日曜日が溢 ....
詩人は死人によく似ています
夜、詩人のベットは
右脳の花々で埋め尽くされます
....
夢でなら会えると信じてる
見なくてもいい物ばかり見えて
寂れた部屋で一人で
涙を流すばかりで救 ....
あの人の
あの口の名前は「嫌味マシーン」
そうわたしが名づけた
なんてセンスのない名前 ....
星を数えながら
きみを想う
いつまで 輝き続けるんだろう ....
いつかぼくがとおくはなれて
きみのほほをながれるそのしずくを
このてでぬぐふことができ ....
それはすてきな
なつのそらを
かついでかえったのに
いない
なつくさのみどり
たっぷり ....
本を開いて 通り抜ける言葉 眺めている
あんまり白い雲だから さみしい
水捨てて ....
眠らない
体躯は
箪笥です
娘が
みそ
満州
宇治金時
ごみ袋
蛇口
満州
てん ....
ピーターパン・シンドローム
なんていったって
知っているでしょう、
わたしとっくのむかしに
....
誰かが殺されるのは
君が眠りこけている時刻か
君が何もしなかった時刻
君はナイフを ....
悲しいぼくの胸を
夏の夕暮れの風が吹きぬけても、
時に現実として、
ぼくの胸のこの痛みは、
....
山からおごそかに下りてくるベール 鳴き交わす鳥たちと静寂
朝露を飲んだ少女が忘れる過去 乾いた南風 ....
暗雲が 死んだ
雨が 遊女だ
な
なな 男よ
暗雲を 如来に
弔えさせろ
....
益野大成さん「飛ぶ」に寄せて
http://po-m.com/forum/showdoc.ph ....
人への愛情というのは
受けた愛がエネルギーになるらしい
それを
私は否定しきれない
十に ....
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