[310]一番絞り[2004 09/24 14:57]★1
分を補給されながらかろうじて息をしている。これがわたしたちなんだけど、
そういうイメージなんだよ。もう、これだけでも鬱陶しいかぎりなんだけどね。
この卵の黄身のようにふわふわしたもの、辺見の言い方を借りるなら「透明なぼうふら」のどこまでも内に向かった意識はね、「半径十メートルほどの 生活圏における精神の自閉を綴った」コトバばかり吐き出している。
たしかに詩と現実世界とは何の関係もないけどさ、
どんなものにでも影はあるのだよ。、その影を見ようとしないで、つまり外部に向かって黒々と伸びた己の影を見ないで、「健全」で「和やか」で「無垢」なものをどこまでも自閉的にもとめているわけだよ。
影の無い
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