[310]一番絞り[2004 09/24 14:57]★1
無い透明なぼうふらの世界が、いま文学をやっているヒトの世界状況だよ。
どうしても自分たちを包んでいる邪悪な殻を正視できないでいる。あるいは正視できないように痛覚を麻痺させられている。
それはもう、文学の作り手だけじゃなくて、ちょっとビデオレンタル屋に言ってみれば、ここ三、四年の日本映画新作の気の抜けそうなヒューマン自閉映画のラッシュをみれば、もうほんとうに、甘い甘い砂糖漬けという感じで、こんなことでこいつら大丈夫かと思ってしまう。大丈夫じゃなくてほとんど脳みそのないロボットなんだけど、そういう状況なんだよ。
(一) ぼくがこんな架空座談会を開いたのは、有井さんの「詩の最終行に「と思う今日
[次のページ]
前
次
戻る
削