2024 03/28 01:39
アラガイs
朧月夜さんは言う。詩論を。詩論?そんなものここで簡単に書けるわけなどないじゃないですか。笑わせないでください。詩論なんてまともに書き上げようとしたらそれこそあなたがよく挙げておられる著名な思想家や文人の、あるいは詩論評論など膨大な数に上る作品群の中のそのひとつでも例に用いて検証してみることから入らなければならない。本の一冊分くらいは言葉を要しますよ。笑。かって私も書いていたことがありましたね。著名な方々の残した書物をそのまま引用して、自分の稚拙な理論と合致させるようにくっつけてみせるわけです。しかしあるとき気づきましたよ。それらすべてのことが自分を大きく賢くみせるための手引き書だったとね。だいたい一人の学者が書いた書物の内容だってそのすべてが把握できているとは自分でも思えません。それが詩や文学の理論だけでも膨大な量に及びますよ。
あと何百年かかるのか、その時間さえも掴めない。しかも歳を取れば昔蓄えた知識も忘れ去られます。詩論。いったい何になるのでしょうか?詩論なんか学んだとしてもそれは詩が上手に書けるようになるだけで、優れた詩が書ける人に成れるわけでもない。そんなことよりも自分をみつけることに専念したほうがいい。自分をみつけるとは自分だけの言葉(表現)を持つといいことです。