しりとりの詩 2nd[755]
07/18 20:14
ミツバチ
ぱっくりと開いた傷口に
打ち寄せる波
海水がしみて悲鳴をあげた細胞が
月の導きで産まれ出る
君は白い肌を赤らめ
上目遣いでカルキの臭いに溺れて
神聖な闇は引き裂かれた
赤い血がしたたる
鮮やかに色づいた花から
放たれた甘い香りに
誘われて
吸い寄せられた僕は
見事に食べられた
少女から女に変わった君
妖艶な色香を口元にのせて
誘惑し続けてよ
もう君に溺れてしまったんだから
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