しりとりの詩 2nd[32]
2005 05/16 23:39
蒼木りん
誰にも語られない詩がある
たったひとりに生み出され
たった一つの世界の扉があった
観客は
入るのも
出るのも
ひとりだった
ひとりのものだった
ただ
あまりにも
いつも風通しがよくて
誰の声も聞こえない
そして
いつしか
その扉は消えて無くなっていた
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