しりとりの詩 2nd[28]
2005 05/06 00:01
ヤギ

面影は風になびいた鯉のぼり
凪いで萎れて吹いて泳いで
夏の初めに箱の中とは


藤の花びら たゆたゆたゆたゆ
零れ落ちそうで
いい匂いがしそうで
ずうっとそのまま
透かされて降り伝い流れる日光は
やはり白く
しかして尚あたたかく
たゆたゆ ゆたゆた


からんからん幾千年か
からんからん何処でも
からんからん譲り渡され
新たに作られ


子どもの日
上手く名づけたね
子どもおめでとう
よく遊ぶといいよ
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