しりとりの詩 2nd[220]
2006 04/29 13:29
まきび
歪みを直さないと
そろそろ倒れてしまう
涙を消さないと
君に感づかれてしまう
気づかれたら終わり
倒れたら負け
いつかはだめになるとわかっていて
未だ矛盾を正そうとしない
君たちがただ
笑みを消して私をみるのが
とても怖い
きっと君たちもまた
私の目を恐れている
怒りに任せて
放り投げた教科書を
意味もないと嘆きながら
また拾い集める
僕の旋律は臆病でしかない
不協和音が心地よい
耳の形は同じなのに
他人の音は聞こえない
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