2016 08/09 04:10
ハァモニィベル
>>97
技術的に、人柄を織り込む、というのは小説だと成立しますね。
詩の場合は、圧縮の文学というか、結晶の文学なので、
そういう技術では化粧できない、すっぴんの部分が、見える人には透けて見える
ということです。
八方美人で嘘に抵抗のない人(こういう人は、根が詩人ではなく政治家です)
そういう人が、詩を書いても、なぜか政治的文章が出来上がるのです。
他者へのバランス感覚を欠いたコメントをしてくるような輩は、たいてい、テロリストのような味の悪い作品を、認められたい感全開で書いていることが多いですね。
上記二例は悪い例ですが、良い例とか、特殊な例とか、いろいろありますね。
そんな、指紋に近い根っこの性質が、けっこう詩には溶けているように、
わたしは感じています。
これは、目が利くひとたちは、共通に感じるでしょうから、
文章技術を磨けばなんとかなるというものではない、何か別のものです。
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意外に、書いている本人には自分の姿は見えないかもしれないので、敢えて言ってみましたが、
「わかりたくないひとたち」には、わからなくていい話ですね。
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