【petit企画の館】/蝶としゃぼん玉[670]
2018 05/12 15:19
るるりら

No.666で悪魔の数字の番号なのは あー。って思ってました。可笑しいよね。
あら 西の魔女だよ。私。あの本が出たとき すぐに購入した。そしたら家族も私が好きそうだといって買ってた。なんだかんだで その本は 我が家に三冊ある。映画化もされた。映画化されても魅力が劣らなかった。世の中には、奇跡って あるね。
 日曜までは、テーマの祝言が続いているみたいだから つづきを提出しときますね。
うちの祖父は 蛸を目の神様だと言ってました。それを書きました。
蛸が ある意味とても優れた目(見る力)を持っているのは、どうも本当みたいです。



【蛸の触手は悪魔の舌かそれとも天界の手招きか】祝言によせて

闇にすっかりなれたのか
それとも 朝がきたのでしようか
あまたの光の柱が 
行間からまっすぐに 立っています


言葉は 今朝の朝靄のように低い場所に流れます
 言葉が 祈りとはかぎりません限りなく
  言葉は あてどないない旅をしつづけます
   言葉は あの日の煙のようなものです 高い場所にも登ります
    言葉は きな臭く饐えて息も絶え絶えに吐かれて それでも
     言葉と言葉のあまたの行間のすべてから きんいろが現れ
      言葉は 光柱をすりぬけ家屋の床下にも届きます
       言葉を もぐらが みみずが 聴いています 
        言葉が 床板と床板の隙間にも降りていて眩しいのです あくまで
         言葉が 悪魔の舌にも光を運びます 闇の中が一番、光を感じるのです
          言葉の悪戯な足跡に ふるえてるのは だれですか
           言葉が 暗闇を欲するのは 光のせいです 
蛸を 目の神だと 言って ある男は 生涯、蛸を口に運びませんでした
男には娘がいました言葉のすくない男でしたが 蛸と舟の上でであったとき
蛸と男は 見つめあい言葉でない言葉で、会話しました
医者は娘が失明すると 言っていたのです  男は まんじりと視線を離さない蛸に
どうぞ娘の視力を奪うなと言いました 言葉ではない言葉で男は蛸を約束しました
生涯 蛸は喰いませんからと言いました 娘に多くのモノを見せてやってください
娘に 光がありますしようにと 言いました 蛸は目の神様でした
蛸は様々に身をよじり見据えて 言葉を超えて、男の心の奥底を見ていたのです
網にかかった蛸を神だと感じている言葉には 力がありました
大海原に放たれた蛸は 凧のように天界と下界を自由に泳ぎ歓喜し 祝福の光を娘に与えたのです
スレッドへ