2016 10/11 15:33
ハァモニィベル
石村さん
>「普通の意味での翻訳ではオリジナルのよさを伝えられない」フラストレーション
熱々のピザを、わざわざ冷まして出すような・・・、出す方も出される方も味気ないという(笑)。
訳す人がいかに元の表現や、作者の意図について考慮を巡らすか(それがエラーのもとにもなるでしょうが)
は、ご紹介のリンク記事を読むと興味深いですね。
石村さんの『青い鳥』は、ディキンソンの(希望という鳥)を、「のんき」で「健気なやつ」
とリテイストしたところに、訳者の視点の面白さを感じました。
人生=嵐の海という(昭和以前の)感覚に抗して、人生=日常という(平成以降へ)リステージした味付けの変更により、現代詩化されている印象です。
わたしなら、たぶん、
【強烈な嵐が吹き荒ぶほど、美しく声を響かせる鳥】
として、ラストは
【そのお前は一声すら嘆いたことが無い。だから僅かな私もすり減ってなくなったりはしない】
という感じにしちゃうでしょうね。(余談)
さて、
>唐詩選を全部読めたら愉しかろう、と
『唐詩選』は、128人の代表作465編あるそうなので、128本としても
なかなかですが、12,3本くらい書けないものか、ちょっと視野にいれてみたいような気も・・・。
ご紹介があった、二葉亭の「標準」を読んだので、
莊子を訳してみる気にふとなりました。ご提案のプチ企画の功徳です感謝。
蛾兆さん、
『知魚楽』への読後感、(示唆もふくめ)ありがとうございました。
柳多留からは、引き伸ばせば、粋なショート・ショートが一本書けそうでもあるし、
小品のまま連作にしたらなかなかのシリーズものが出来上がりそうな気配もしました。
*
さらに、いろいろ
挑戦してみたいと思います。