2016 09/29 20:58
ハァモニィベル
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〈子どものための幻想詩〉
「藍摺」
大人びたシリコンのふくらみにため息をついているような
何度焼いても膨らまないシフォンケーキに手を焼いている様な
輝いた目の少女の足元に、(ポツリ…、ポツリ…)
雨 雨 雨 雨 が降る
歌わない鏡の前で
時計の針は三時を指していたのだけれど
淋しいテーブルクロスの向こう側からは
望遠鏡にも映らない
小さな心だけ
・・・ぽつり
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>>191
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