【petit企画の館】/蝶としゃぼん玉[19]
2016 08/02 18:40
ハァモニィベル

石村さん
>>17 >>18 が同時投稿になってしまいました。

「三本のマッチ」
は、パロティ的な転換ですね。題も「本当のパリの夜」かな。プレヴェールが軽薄な男だったらあんな風に死なずに済んだかもな、などとも思ったりもしますが、転換としてアリだし、面白かったです。

今回は、前後のSCENEにする操作が必要でした(別の男女にするか、擦った後もう三本登場する、など)。


私が個人的に、反応したところは、パリジェンヌの「さうよね」。
途中の描写に、パリを舞台にした『伊勢物語』の感触をインスパイアされました。
更にまた、中国の四六駢儷体で書かれた古典『遊仙窟』(一種の官能私小説)を、漢文の書き下し文で読むときのような奇妙な混乱の味わいがあって、表記的な面での面白さが加味された所でした。
 作者の遊び感覚は十分に伝わってきて愉しかったです。

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