○現代詩フォーラム短歌部○[617]
2007 01/30 12:54
たたたろろろろ

わー、おふたりとも、ありがとうございます!
真剣に私の歌に向き合ってくださったのが、ぎゅんぎゅん伝わってくる感想でした。ありがたいです。

>>麻生深月さん

確かに、「スネアのフィル」と言われてわからない人もいるでしょうね。これがわからないと、歌の意味もほとんどわからなくなりますね。私は、短歌には「わからない(ひっかかり、みたいな)という事から生まれる魅力もある」と思っています(そこを狙ってさえいます)。しかし、それは専門用語や、わかりづらい言葉を使うのではなく、あくまで「語句の取り合わせ」や「文の流れ」で「わからなさ」をつくりたいと思っているのです。だから、語句はやはりみんなにわかるような言葉を使うべきかな、と改めて思いました。
ちなみに、一応書いておくと、「スネア」は一般的なドラムセットには必ずついてる高めの音がする洋太鼓です。そしてわかりづらかったのは「フィル」のほうだと思うのですが、これは「フィルイン」や「フィルアウト」の略でメインのリズムのつなぎめに表れる変則的なドラムパターンのことです。た・た・た・たん/た・た・た・たん、と刻んでいたのに、つなぎめでたんtttたらんた、みたいな感じになる、そんなニュアンスです。

麻生さんは改作をしてくれたのですが、確かにわかりやすい。でもなんだろう、うーんやっぱりわからなさやひっかかりを残しておきたいなーと思うんです。ちょっと説明っぽいのも気になります。
でも、ちょっと自分の改作の案が浮かびましたーありがとうございます!
札幌市街のほうは、これは「わかるひとだけわかればいい」みたいなちょっと私の甘さが見えてたと思います。もう少し考えてみます。

文脈は、どうですかねー。「〜フィルを」で求めてる感じが出ないですかねー。この点、他の方の意見も聞きたいですね。



>>ぴっぴたん

はい。やはり「スネアのフィル」と「札幌市街は格子状」のわかりずらさですね。でも、ぴっぴたんはそのわからなさが歌を殺してはいないと捉えてくれたのですねー。ふむ、そうゆう考えかたもありますね。

あと、「綿雪」のところ。これを「線」である、と読んで後ろの句にかかっている、という見方はとても面白いし、私の意図したことではないですが、結果的にとてもおいしいです。
でも、これはぴっぴたんだからそう読んでくれたのであり、作者が「『綿』と『線』は漢字すげえ似てるから、こう読んでほしい」みたいに思って読み手に要求するのは無理があるでしょうねー。でも『線』という漢字をこの歌に組み込むと面白いことになりそうですね。

で、ぴっぴたんの改作例ですが、これは凄いな、流石だな!と思ってしまいました。これは雰囲気ですが、もう「ピッピの短歌」になってるなー、と。私の歌に対する返歌みたいな。
「行進」×「直進」。ここ、いいですね。なんとなくここがぴっぴたんらしい感じがします。でもやっぱり「スネアのフィル」は削りたくないな、と思っているのです(わがままですがー)。
でも、すごい参考になりました!ありがとうございました!!


さてさて、現段階で私が改作を行ってもいい(おふたりの例を参考にしてうまれた案もある)のですが、期間はまだまだあるのでもう少し様子を見てからにしたいと思いますー!

ということで、〆切りは2月4日(日曜日)です!!
部員さんはもちろん、短歌部員以外の方の感想、評もばりばり募集中でありますーよろしくですー
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