感想スレ[486]
2009 02/06 12:58
ふるる

sage
>>483,485を読んで思ったことです。

なるほど。「反戦」という立場で詩を書く時どういう姿勢でするか、というお話ではなく、詩に何かをさせる(主張する、誘導に使う)とはどういうことか、というお話だったのですね。
それについてはどこかで読んだ「作者は、言いたいことではなくて体験を伝えるのだ」という言葉が今のところ一番しっくりきています。恐らく、いい(?)反戦詩があるとしたら、「戦争反対」と「言っている」詩ではなく、「戦争によってこんな体験をしました」と、読者の深い場所に、ダイレクトに伝わる詩(←ちょっと陳腐な言い方ですが)なのかなあと。それによって読者が何をどう思うのかは、作者の誘導できるところではなく。詩の中で主義主張を言ったらだめとか、読者を誘導してはだめとは思っていませんが、詩では言葉では言えないようなこと、言ったがために取りこぼしたことこそ、余白だのリズムだの音だの字面だの全てを駆使して言って欲しいという願い・・・期待・・・理想・・・みたいなのがあります。お話ずれてしまったかもです。
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