園芸・ペットスレッド[171]
2006 09/19 22:38
チアーヌ

AAAさん>
このスレッドでははじめまして。
坂東眞砂子さんの子猫殺しの話題は、しばらく前に新聞等でもずいぶん話題になった記憶がありました。それで読んだのですが、わたしは、どちらかというと、この話がこんなに大きな話題になったことのほうにびっくりしました。(すごい非難轟々でしたよね)
なぜなら、一昔前までは、どこの田舎でも普通に、生まれた猫や犬は沼に沈めたり川に流したりして、それは子供の仕事だったと聞いていたからです。
さすがにわたしの年代になるとやったことはないですが、わたしの母の代くらいまでは普通に行われていたようです。
昔は、去勢手術をするという概念もないですし、そんな場所も身近には無く、子犬や子猫が生まれすぎれば処分するしかないということで、仕方なかったみたいです。
もちろん、そんなのかわいそうですけど・・・。
でも、坂東眞砂子さんの文章を読んで、「うーんそれはなんだか猫が可哀想だなあ」と思ったのは、坂東さんはどうも、生まれた子猫はすべて捨てているらしいというところでした。
わたしが聞いていた話なので、本当にそうなのかどうかはわからないのですが、猫というのは、一匹だけは子猫を残しておいてやらなければならないのだそうです。そうじゃないと、母猫は、延々と鳴きながら子猫を探し続けるとのことでした。
「猫っていうのは畜生だからよ、自分が何匹仔を生んだのか覚えていねんだ。だからよ、一匹だけ、誰かもらってくれそうないい猫を一匹残してよ、あとは捨ててしまうなだ」
と、母だったかおばあちゃんだったかが、わたしに説明してくれたことがあります。

ええと、何が言いたいかわからなくなってきました。
要は、子供を一匹も残さなかったら母猫は可哀想だなあと思いました。
産んだ子供をすぐに一匹残らず殺せば、母猫は乳が張ったり、母性本能が強く出て苦しんだりするのじゃないかなあと思うのです。人間も、出産すれば乳が張りますから、猫だってそうなのではないかなあ。だから、「一匹は残す」という昔の人の知恵はすごく一理あるなあという気がします。

そういう意味では、坂東眞砂子さんのやり方は、可哀想なんじゃないかなと思いました。
産ませておいて一匹残らず殺すというのはやはり、やり方としてうまくない・・・と思うのです。
そんなことをするのならば、わたしは個人的には、避妊手術をして最初から産ませないほうが、猫自身も苦しまずにすむのでは・・・と思うのです。
でも、もちろん、坂東さんの文章にもあったように、それは猫としての自然の生からは離れてしまうのでしょうけれど。そう考えると複雑ですよね・・・・。
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