2016 12/10 06:44
こひもともひこ
『痴愚神礼賛』より引用。
誰にもまして私のお仲間でいながら、人前では私の名で呼ばれることを恥じるあまり、人様に罵詈讒謗を浴びせるおりには、ところかまわず私の名を用いる始末。それゆえ、こういう輩はその実、この上ない阿呆なのですが、賢者タレスのごとき人物と見られたがっているのです。この手合いは「痴愚賢人」とでも呼ぶのが、最も当を得ていませんか。
このあたりでも、当節の弁論家諸先生の真似をしたらよかろうと思うのですが、この連中ときたら、蛭よろしく二枚舌を使えるところを見せさえすれば、自分が神そのものになったように思い込んでおりまして、ラテン語の演説に時折ちょっとしたギリシア語をさしはさめば、たとえ場違いなところであっても、たいそうな手柄だと思っているのです。おまけに、異国のことばが手許にないとなると、黴の生えた古文書から四つ五つの昔のことばを掘り出してきて、それでもって読者の眼をくらますわけですが、その結果、それがわかる人は、ますます得意になって悦に入るし、わからぬ人はわからぬがゆえに、いっそう感に堪えぬ思いをするという具合です。
『痴愚神礼賛』エラスムス/沓掛良彦訳 中央公庫
花形さんへ:
ああそうや、
[965]花形新次[2016 12/06 22:55]Good!
大怪獣は、それから読んだことないから。
イソップの話、ようわからなんだ。
これはどういう風に読んだらいいの?
「大怪獣は、それから読んだことないから。」ってなに?
はははははー!