2005 01/03 05:08
不老産兄弟
そもそも後戻りが出来ない道であることが問題なんじゃないかって思うこともあります。自認が困難なのか、理想が遠いのか、対象に受け入れられないことの方がつらいのか、周囲からの視線が不快なのか、あるいは性癖（TV）なのか、考えただけでもいろいろな要素があり、そのバランスも個人によって違うものだと思うんです。また、これらは年齢によって変化していくことがないとも言えないし、実際、ホルモンバランスも時間と共に変わっていくものだろうから、ある時点で一生の決断を迫られるのは非常につらいことだと思います。また、診断基準を満たしているからといって性転換すれば確実に幸せになれるというものでもないと思います。
軽い気持ちで考えるものじゃないとかそういう風潮が、実は当人達を余計に苦しめているのかもしれません。肉体を変えることは技術的な意味で簡単に決断されてはならないと思いますが、それ以外の部分では、「女になってみたんだけれどちょっとちがったみたいだからやっぱりやめた」とか平気で言えるくらい、性に対してもっと柔軟な世の中でもよいのかもしれません。