コーヒースレッド[87]
11/08 09:16
深水遊脚

『珈琲屋の人々』池永陽 著 双葉文庫

 ネットでみてタイトルと表紙のイラストで衝動買い。読後の不快感を訴えた、わりと説得力のある書評をあらかじめ見ていたけれど、その評価はある程度正しいかもしれない。時代劇のようなテイストが奥に隠れていて、案外それが話の骨になっているような気がする。店主にサムライを感じる。その時代劇のテイストをどう見るかで好き嫌いが分かれるかもしれない。

 この小説の珈琲屋の店主は、サイフォンでコーヒーをいれます。味の描写よりも、熱い、というのが印象に残っています。サイフォンだからかな。私はネルドリップマニアの人のブログに影響されたせいか、できあがるコーヒーはぬるめのことが多いです。単にコーヒーカップを温める手間を省略しているからかもしれませんが。

朝のコーヒー
 コーヒー嫌いで朝が弱い妻をもつ私は、朝食後に自分の分だけいれています。本当は早起きして新聞読みながらコーヒーを啜る感じがいいけれど、ミルの音と匂いで起こすのに忍びなくて遠慮してます。

ドルチェグスト
 紙コップの自販機の家庭版みたいな想像をしていたのですが、もっと美味しようですね。サンクスにあったカートリッジの機械のほうが近いような感じかな。

コーヒーの香りの初体験
 中高生のときの喫茶店の記憶があまりないです。せいぜい友達とドトールで長々と中間テストの勉強をしてみんなで怒られたくらいです。大学に入ってから、コーヒー好きの子に教えてもらった自家焙煎のお店で感じた強烈な香りが最初かもしれません。自分でいれるようになったり、珈琲の味を基準に喫茶店をみるようになったのもそれからです。
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