連座 萬草庵 参軒目[63]
2012 11/10 09:08
佐々宝砂

#まことにどうでもいいことだが。私は子どものとき現代詩の本を学校で購入し教師に「そんなものを買うのか読めるのか」と言われて頭にきたことがある。小学生のとき言われたとしても腹を立てただろう。私の親は私がどんなに難しそうな本をほしがっても「読めるのか」などと言ったことがない。逆にどんなに幼そうな本をほしがっても「それは幼稚なのてやめなさい」とは言わなかった。要するに私が読みたがる本であれば買ってくれた。財布の中身の許す範囲ではあったが(当時、私の住む街に図書館はなかった)。だいたい読んでいる当人でもないのに「読めない」とわかるのだろうか。普通程度の学力がないとか知的障害だとか学習障害とか幼すぎるとかだったら、まわりが「読めない」と判断することもあるかもしれないが、それでも本は何らかの有効性を持つだろう。特に単に幼いのだったら、相手をバカにしてはいけない。幼稚園前から俳句に親しんだ私が断言する。子どもは小さい時から俳句に触れると七五のリズムが身につくので意味がわかろうとわかるまいと早いにこしたことはない。だいたい大人だって本を「読めて」いるのか怪しい。私もあなたも。
#俳句じゃないしどうでもいいのでsage
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