詩と散文を作る手段全般についての情報と意見交換 part2+α[89]
2011 12/01 11:54
深水遊脚

>>88 中川さん
 その呼びかけにくい(笑)ハンドルネームは茨木のり子さんの「自分の感受性くらい」から来ていたのですね!私の大好きな詩人の一人です。「汲む-YYに-」について2回も熱く語っていますし、『詩のこころを読む』(岩波ジュニア新書)は何回読んだかわからないくらいです。その茨木さんや新川和江さん、石垣りんさんは、平易な言葉の中に奥深さを感じさせる作風が私も好きです。白石かずこさんの作り出す調子外れの混沌もまた好きです。ジャズを聴いているような読み心地で。

 新川さんの言葉に品のよさを感じます。明示せずに男性像、女性像を描き出せたのは、示された言葉の奥にきめ細やかなものの見方、考え方があるからなのでしょう。いっぽんの木に求める様々なかたちのひとつひとつもお見通しで、そっと見守っているような感じもしないではないです。妄想といってしまえばそれまでですが、それくらい他者に対するまなざしの深みを感じます。

 この作者が二人称で呼びかけても暴力やエゴは感じない。でも、
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