詩と散文を作る手段全般についての情報と意見交換 part2+α[135]
06/10 07:52
深水遊脚

 題名検索で出てきたこのサイトの読者論を「会議室向け」と書いたのは完全に気分ですが、これらの読者論と、このところ話題になっている読者像とで共通しているのは、言葉そのものではなく言葉の背後の人を見ているのではないか、ということです。過去にこのスレで中川さんが「私小説的」と評したものの見方があるような気がします。作者についての情報を重視する考え方があるのを感じます。加えて、ネットは距離感がつかみにくい分、他者に対する安易な決め付けが簡単にされてしまう。

 私小説的なものの見方と安易な決め付けが、自分のなかに「不快な物言う読者という怪物」を作ってしまっている。ここだけの話ではなく、10年くらい変わっていない現象として、そういうものが多分あります。

 読むということも、書くということも、もっと個人的なものでいい気がしますよ。そして、自分で生み出した「不快な物言う読者という怪物」の始末は、自分でするしかありません。それもまた個人的な行為です。
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