生贄合評スレ[83]
2004 11/28 02:45
青色銀河団

ぼくは長い詩が書けないので、それだけでこの詩の構成に脱帽しました。
でもなんかちょっともったいないような気もしました。

五連目(になるのかな)の

-引用始め-
あなたはどこまでも居てくれましたそれから電話があってわたしはダイジョウブダカラわたしは呼んでねいつでもばいばい邂逅して塞き止めるきしきしと鳴るのは表象でした今日は何時ですかカーテンを開ければ朝でした。夜。電気を落として。全ての街を鳴らして、電力は足りなくなってしまったのです。いっせいに鳴らして。そら、みてごらんなさいよ。星が、星が、星が、ジュラ紀の星が。空いっぱいに海でセックスです。ほら、ゆっくりと吹いてごらんなさいよ、星が揺れます。ぼくは。うみは。ぼくは。きみは。
世界の表面でただ流れてゆくのでした
-引用終わり-

の部分なんかは、もうここだけでごはん御代わり3杯はいけるぐらいすごくおいしいです。
ただせっかくのいい部分が全体の構成の中で埋没しちゃってる感じがしました。
行分けしてじっくり読ませてくれたらもっとおいしく感じるのにもったいないなあとも思いました。

この詩は、撮ったフィルムをフラッシュバックの手法とか駆使して編集して、
足りないところは無理に継ぎ足して、15分程度のショートムービーに仕上げた
感じがします。ただその構成の見事さがめだってしまって、生フィルムのディティールの
いい部分が活かしきれてない感じを受けました。
でもこの構成力もこの詩の捨てがたい魅力だし。
なんか個人的な趣味ばかり申しあげてすみません。
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