生贄合評スレ[329]
2015 12/14 16:59
るるりら

こちらの初めての参加となります。タイトル:
今回は「穴」ということですね。
URL:
http://po-m.com/forum/i_doc.php?did=311702&hid=8287&from=20

たまたま私もポイントをいれさせていただいていた作品なので、批評と呼べるものにはならないかもしれませんが、書いてみようと思います。

わたし(るるりら)は、過去に読んだことのある この穴ぼこの詩を
掘ろうとしているのだろうか この詩を取り出そうとしているのだろうか
この穴ぼこ(詩)の中に なにがあるのか 再読してみました。

詩を引用します。
>「穴を掘っているのよ。」と、お母さんは答える
そうして三十年が過ぎたのでした

こどものスコップで、穴を掘る。経験は、わたしにもあります。
人を分け隔てる言葉の一つに、おんなこども という表現がありますが、
こどものスコップで、大人が穴を掘る。という作業自体は どこか社会からはぐれた作業のような気がします。なにをしているのかわからなくなっているような所在なさを感じたものです。

穴とは、母親自身では どうしようもない虚無の心のことのように思いました。
すべての人が 母親の持つ穴からでてきたからでしようか。
母親の掘った穴を回想しているこの詩は、母体回帰のような気もします。

あらゆる事柄は、時間的なすきま、人間関係のすきまが あらゆる場所に存在
していて わたしたちは虚空へと繋がっている穴の輪郭をいつもなぞるように生きているような気もします。
埋めるでもなく掘り起こすでもなく 寝かしつけながら生きているのかもしれないです。

ふれられると 眠る穴。この詩にあいた穴も コメントを返すと眠ってくれるのでしょうか。
お昼寝用の子守歌のような詩が書きたくなりました。批評になってないですね。すみません。
初参加ということで、おおめにみてやってくださいませ。
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