2005 01/18 15:11
北村 守通
初めまして。私も参加させてください。この場を借りて他者の作品についての自分の考え
をまとめる練習ができればと考えている初心者です。どうぞ宜しくお願い致します。
「走る」という言葉を出されてくると、まず時間経過を感じさせる作りなんだろうな、と
考えていたのですが、この作品はむしろ一瞬の間に語り部が考えた妄想ではないのか?と
勝手に考えさせていただきました。つまり語り部の頭の中では色々なことが頭の中をかけ
巡っているんですが、実は実際の時間経過としてはコンマ1秒くらいしか経過していない
っていう脳内麻薬バリバリの状態。だから、文章もかなり詰まった形になっているのかな
?と考えてみました。
それと「おまえ」って誰だろう?ってのも気になりました。私自身はやっぱりロード
レースの最中なんですから、やっぱりレースに参加している競合者、といったものだと
思いましたが、視界に入っているということはきっと相手の背中を見ながら走っている
んでしょうね。
こういった物語の展開が見えてくるのは良かったと思います。
それで、気になった点を挙げさせていただくのですが、
〜おまえもぼくもただ走っていく
あるいは泳いでいく 描いていく
目的も自身もゆっくりと姿を変えながらいく〜
の部分なんですが、真中の部分っているのかなぁ?っと疑問に思いました。空に陸に海に
レースは続いているよ、ってことですか?でも少なくともこの作品の場合、陸上を走ると
いう舞台設定が整っていて、それが強さをもった骨組みを構成しているんで、特に他を
引っ張り出してくる必要もないんじゃぁないの?と勝手に思った次第です。
以上、失礼致しました。