サイト内の作品やひとことダイヤリーで詩とは何か感じたこと(254) ながしそうめん10軒目(103) 連座 萬草庵 参軒目(241) Youtube配信スレ(301) 全自動一行物語シアター(755) 谷川俊太郎さんの好きな詩について教えてください(6) 雑談スレッド7軒目(625) ことことひとこと。その2。(886) システム関連スレ3(768) 貴方の座右の銘はなんでしょうか?(94) 題名だけのスレ12(748) 恋文(699) エリオットしとりあそび(18)(636) 食べているかい?(487) 韻踏み処(21) 絵本スレッド(180) うっかり寝落ち。 2023年4月(3) 好きな詩人(98) フリーの書き出し集(7) ぼくのわたしの美味しいカレー(115) [分類別リスト] [過去ログ倉庫] [すべてのスレッドを表示]
*一行物語とは 全体で「。」が一度だけ現れて、そこで終わる物語。短い。改行不可。ブラウザの表示の都合による折り返しは可。 一行詩不可。あくまで物語。 *例いくつか ・ふたりともついつい体に有刺鉄線を巻いてくるので、何度デートをかさねても抱き合うことがなく服を脱がせあうこともない。 ・幼馴染のふたりが年老いて死刑囚の監獄で再会し、一方が執行のために連れ去られる日まで、寝る間も惜しんで、幼年時代の出来事や故郷の風光を思い出しあった。 ・墓地から枯れた花束を盗んでくるたびに背骨が少しずつ湾曲してゆく。 飯田茂実『一行物語集 世界は蜜でみたされる』(水声社、一九九八年刊)より *他参考リンク Monk『おはなし 1〜50』 http://po-m.com/forum/showdoc.php?did=10872 親のスネをかじっていると、眠くなって、そこから必死で羽ばたいていった。 お前の「微グロ」はあてにならない。 ドドンパとかめはめ破による大規模な戦争の決着がつかず、高視聴率をたたきだしたアニメに、親は怒っていたが、子供は被害者のフリをした。 ドラゴンが唱えたドラゴラムに、マシンはフリーズした。 渋谷にナンパ出かけたら、そこに女子高生が現れて回避しようとすると、すぐにカラオケボックスに連れ込まれて、なにも選曲するまもなくルーズソックスを売りつけられた。 加湿器を全開にしていたらやがて熱帯の部屋になり、砂漠を思った。 祖父の愛用していた鉱石ラジオを珍しそうにひと舐めして、オオアリクイは別の蟻塚を探しに行った。 冷蔵庫の中から出てきた子供たちが行儀良く列をつくり、中庭でチューリップになって咲き始める。 図書館を歩き回ると探していた本に出口があったけれど、わからないまま。 図書館でテストをよだれで滑り、スルメを夢見て午睡をとっている。 冷蔵庫売り場の前で火遊びをしている少年のシャツは裏返っていて、肌がまぶしい。 図書館で貸し出しカードを脳みそに挟まれて午睡をとっていた。 図書館は駅から歩いて五分です、という案内を見た人から、走れば何分ですか、とか、雨の日は傘立てがありますか、とか、私はどうしたら良いのでしょうか、などの問い合わせが年に数件ある。 図書館で飲み物を飲んでいると注意されたけれど、飲むのをやめず、原材料を頭に満たした。 図書館で借りてきた本を途中で読むのを止めて、魚は自分の鱗をしおりの代わりにはさんだ。 図書館の大砂漠で遭難した司書は一週間後に救助され、その翌年には大統領になったが、死ぬまで左側に物を置かなかった。 図書館にパンが落ちていたので男は拾って食べたのだが、それはパンではなくムカデの足だった。 和也に嫉妬する達也が、南は好きだった。 大きく振りかぶって、彼は、その試合を、投げた。 ほんとに黒板が消せたらいいのに、と呟いた姪に、そうかもしれないね、と先生は言いました。 「戦う前から、負けるなよ!」と観客が言い、俺はまずそいつを殴ったのだ。 逃げ込んだ人生を考えることについてから、跡となったパチンコ屋に立つ。 魔王を倒せるこのソードは売れないけれど、とても弱いからだろう。 カメレオンの前に美女を立たせるとカメレオンは赤くなるのか、を実験した結果、美人が真っ赤に怒って帰るというデータを得られた。 真っ暗な部屋の中でテレビだけが輝いており、部屋の主の安否を報じている。 「アトムや、お前の子供じゃよ」と博士がまた失敗作を置いていく。 電話ボックスを出ると寂しくて、テレホンカードに子供の名前を書いた。 トイレを出ると、雪国が。 いつも便箋5枚も書くのに、読んで欲しいのは「最近なんか疲れてるかも」の一行だけ。 雪の降りしきる森の中を8人目の子びとが「ちくしょう、ちくしょう、ちくしょう」と言いながら今もさまよっているがいい所はとうに終わっている。 視界一面にミミズの大群が押し寄せてきて、「あ、これ、サーフィンできるんじゃね?」って言った友達に三千円あげたいなって思っているうちに溺死。 マリオの投げたファイヤーボールは飛んでいったが、壁に当たって跳ね返ってきたので、昇竜拳を打つと、飛んできた体は赤く小さくなっていった。 ドラえもんが日に干した布団を見ていると、やはりのび太が泣きついてきたので、ポケットの新しい道具をしぶしぶ手渡し、喜んでどこかに行ってしまうのを注意する、目尻には笑みが浮かんでいた。 日に干した布団に顔をぱふんっと押し付けてスリスリスリスリしていれば、もう、何もいらないのであった。 魔法使いを見かけたので「なにか魔法をかけてみてくださいよ」と話しかけた気もするがどうやら気のせいだったようだ。 衛兵は恋人のことを、大臣はお姫さまのことを、王様は次に攻める国のことを考えていました。 旅人は砂漠の中を歩き続けて湖にたどりついたけれど、太陽の光は強すぎて、瞬きとともにそこにまっさらな砂漠が広がっていました。 原っぱで竹とんぼを前に水平に突き出してただひたすらに風を待っていた少年の周りはやがて区画整理されて公園になり、彼は青銅を塗りたくられ噴水に囲まれ、ドバトばかりが風を受けては離散集合する。 フニャフニャはゴキゴキと「べぎゅらぶぶんぺ」をして遊んでいましたが、ネトネトが仲間に入ったので「ほぴゅるぺっぱい」をすることにしました。 「人手が足りない」と言うときまってあらわれるヒトデがいました。 僕は歩いて、歩いた、歩くことをはじめた。 幽霊になったとて、何もかも羨むほど自分を捨て切れない私は、先人(?)の幽霊に、真面目にやれと叱られた。 昨日、男は、ナイフで、今日を、創った。 ステファンの五つ子のどこかを巡る石ころのどれかひとつで、海に落ちた硫黄の欠片がほろりほどけてそれから。 #http://www.astroarts.co.jp/news/2004/09/10stephans_quintet/index-j.shtml 目をつむると目蓋の裏に君がいて君は目をつむっていた。 詩を書いていると疲れてきたので、閉ざした目の自分にいた。 公園をランニングしていたら疲れてきたので、ベンチに寝そべると、今日は快晴だったのだと気づいた。 トビウオは飛んでいる間、カバディカバディ言っている。 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 スレッドを新規に作成したり、コメントを書き込むにはログインが必要です。
0.37sec. ver 050714.4.0 | スレッドニュース |