アルルカン
umineko
自らを
道化に例える人がいるけど
そんな勇気は
私にはない
アルルカン
存在するだけで
笑ってくれるそんな場所なら
私は
いつまでそこに立つ
いまや
私そのものが
風前の灯で
まして
私は集めた木の実を
全部ぜんぶ平らげた
アルルカン
おかしいでしょ?
我慢比べが私の流儀
生きていくのに
苦しいほうへ
苦しいほうへと
いつでも翼を傾ける
さあ
また冬がくる
思い出を
胸に満たして
私は深く沈んでいく
薄らいでいく意識の中で
私は
あなたを思い出す
元気だよね
たぶん
私
こんなにくるしいよ