オーバー・ラン
umineko
圧倒的にはみ出さない
駐車場の白いワクに
タイヤが
かかりませんように
そんな毎日を送っているのは
たぶん
踏み出す勇気とか
広がる意識とか
そんなものに欠けてるからで
それはおそらく芸術やらを
語るわけにはいかないだろう
朝
信号まで走ること
逆算して
傷つかない範囲のやり口
平和とは違ったところに
芸術があるというなら
私は
恋を放棄する
恋と平和は
両立しない
ましてや
私
オーバー・ラン
自由詩
オーバー・ラン
Copyright
umineko
2004-04-01 07:40:31